アレルギーにならないための布団選び

最近大人も子供もアレルギーに悩む人が増えている気がしますが、実際になんらかのアレルギー症状を訴える人は統計的にも増えているようです。 アレルギーになる原因は何か、アレルゲンは一つではありませんが、埃やカビ、動物の毛、人のフケ、排気ガスやたばこの煙、食べ物でも果物や卵、魚介類など多岐にわたります。 このように日常生活にはアレルゲンがあふれているのです。 アトピー、喘息、鼻炎、花粉症、蕁麻疹など種類は色々ありますが、アレルギーに悩んでいる人は布団選びにも注意しなければなりません。 というのも、布団に潜んでいるダニやほこり、カビ、人のフケ、垢なども大きなアレルゲンになるからです。 しかも人間はリラックスしている、副交感神経が優位な状態のときにアレルギー症状が出やすくなるといわれています。

ではどんな寝具を選べばよいかというと、極論は手軽に洗えて、いつでも清潔にできる寝具ということになります。 私たち人間は眠っている間に約200ccもの汗をかくといいますが、汗や湿気を吸った布団はダニやカビが好む環境になり、放っておくとどんどん繁殖してしまいます。 また人のフケや垢、皮脂も大好物ですから、そうならないためにもこまめに洗える寝具であることが必須になってくるわけです。 とはいっても、さすがに毎日、毎週洗うのは大変ですから、そのためにお布団にカバーはかけておくことをおすすめします。 カバーが汗や汚れから布団を守ってくれますし、こまめに洗えるというメリットがあるからです。 ちなみにどんなに頑張っても布団に潜むダニを100％死滅させることはほぼ不可能です。 ですからダニを極端に毛嫌いせず、ダニと共存していくことも考えなければなりません。 こまめに布団を洗たくしたり、掃除機をかけるだけでも相当な量のダニやダニの糞、死骸を除去できますから、アレルギー対策のために寝具を清潔に保つようにしましょう。