USB PDとは、「USB Power Delivery(パワーデリバリー)」の略で、充電や給電を行うためのUSB規格の一つです。
この技術では、USB Type-Cポートを通じて最大100W(20V/5A)まで電力を供給できるため、スマートフォンだけでなく、ノートパソコンやディスプレイなど消費電力の大きい機器にも対応しています。
従来のUSB充電は5V程度の低い電力で、主にスマホやタブレットの充電に使われていました。それがUSB PDではより高い電圧・電力を使えることで、幅広い機器への給電が可能になりました。
2.USB PDの便利な機能と特長を紹介
■USB PDで高速充電!
USB PD対応のケーブルは、「CC(Configuration Channel)」と呼ばれる通信の信号ラインを使い、充電器とデバイスが電力の最適化を行います。このCCによりデバイスごとに最適な電力が選択されることで、高速充電が可能になります。
たとえば、スマホなら30分程度で50%以上充電できるモデルもあるため、忙しい方にとっては非常に便利です。
■対応デバイスの拡大
USB PDは5V・9V・15V・20Vの複数の電圧に対応し、スマホからノートパソコンまで幅広い機器に給電できます。また、USB Type-Cコネクタを使用するため、Type-C対応の充電機器が主流になりつつある現在では充電器を一つにまとめることができ、旅行や外出時の持ち物を減らせるのも魅力です。
今回は、USB PD(USB Power Delivery)について解説しました。
USB PD対応の充電器やケーブルを使えば、高速充電ができ、スマホからノートPCまで幅広い機器に給電可能です。さらに、持ち物の簡素化やコンセントの節約にも役立ちます。
今後、充電器やケーブルを購入する際は、USB PD対応製品を選ぶことで、日常の充電ストレスが大幅に軽減されるはずです。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、ご自身にあう製品を見つけてください!