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犬のシャンプーの仕方|コツや注意点を徹底解説

公開日:2025/03/07 更新日:2025/03/11
犬の日常生活では、被毛が汚れることは避けられません。毛の種類や生活環境、運動量によって汚れの程度は異なりますが、定期的なシャンプーが必要です。シャンプーは単に汚れを落とすだけでなく、体臭の軽減にも効果的です。 しかし、多くの犬はシャンプーを嫌がる傾向があります。そこで今回は、ご家庭で行える犬のシャンプー方法と、実践する際の重要な注意点についてご説明します。
シャンプーの手順
1. ブラッシング シャンプー前の準備として全身のブラッシングが重要です。これにより被毛のもつれをほぐし、表面の汚れを落としながら毛並みを整えることができます。犬の皮膚は非常にデリケートですので、ブラシで強くこすらないよう注意しましょう。特に長毛種など毛玉ができやすい犬の場合は、ブラシで無理に引っ張るのではなく、指を使って少しずつ丁寧にほぐしてあげることが大切です。絶対に毛玉をハサミで切ろうとしないでください。皮膚まで誤って切ってしまう危険があります。 2. シャンプー本番 入念なブラッシングが完了したら、いよいよシャンプーの段階に進みましょう。 ■体を濡らすときのシャワーのかけ方 まずは被毛だけでなく皮膚までしっかり濡らすことが大切です。多くの犬はシャワーの音や水圧に敏感なため、シャワーヘッドを犬の体に優しく密着させ、適切な水圧で調整しましょう。シャワーが苦手で落ち着かない犬には、洗面器のお湯をゆっくりかける方法や、タオルやスポンジを使って徐々に濡らす方法が効果的です。 多くの犬は顔が濡れることを嫌がりますので、お尻や後ろ足など顔から遠い部分から始め、徐々に前に進むようにしてください。特に顔へのシャワーを強く嫌がる場合は、後頭部からそっとお湯をかけたり、スポンジに含ませたお湯で優しく拭き洗いする方法も有効です。 ■温度の目安は37~38度 適切なお湯の温度は37~38度程度で、人間にはやや「ぬるい」と感じる温度が最適です。高温のお湯は被毛の間にたまると、皮膚にやけどを負わせる危険があります。また、内股、脇の下、指の間、肉球の溝などのデリケートな部位もしっかり洗うことで、皮膚トラブルを予防できます。 ■シャンプーするときのポイント 希釈タイプのシャンプー剤は、あらかじめ桶やたらいで指定の濃度に薄めておきましょう。シャンプー液の冷たさに驚く犬も多いため、体が十分に濡れていることを確認してから、お尻や後ろ足から順に手早く洗い進めてください。爪を立てたり強くゴシゴシこすると皮膚を傷めるため、優しく洗うよう心がけましょう。洗い始めは汚れのため黒っぽい泡が出ますが、きれいになるにつれて白い泡に変わるので、泡の色の変化も観察してみてください。
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3. 洗い流すときのポイント 全身を丁寧に洗い終えたら、シャンプー剤を完全に洗い流す作業へ移ります。この時は順序を逆にして、顔から始めて体全体へと進みましょう。 内股、脇の下、指の間、肉球の溝などの見落としがちな部分も丁寧にすすいでください。 シャンプー剤が残ると皮膚トラブルの原因となるため、十分な時間をかけて徹底的に洗い流すことが重要です。 4. 洗い終えたらタオルドライ シャンプーとリンスが完了したら、次は水分を取り除きます。タオルで拭く前に、犬に「ブルブル」と身震いをさせると水分が飛び、その後の作業が楽になります。自発的に身震いをしない犬には、耳に優しく息を吹きかけるとくすぐったさから体を振る習性があります。 この時「ブルブル」や「シェイクシェイク」と声をかけながら褒めてあげると、将来的に掛け声で身震いができるようになります。その後、タオルで丁寧に水分を拭き取りましょう。 5. ドライヤーでしっかり乾かす タオルで水分を取った後は、ドライヤーで完全に乾かします。温度は低めに設定し、手に当てても熱くない距離(約30cm)を保ちながら、毛を後ろからかき分けて根元に風を当てていきます。 水滴を風で飛ばすイメージで行うと効果的です。初めてドライヤーを使う場合は、音に驚く犬も多いため、最初は弱い風から始めるなど配慮しましょう。ドライヤーをかけながらブラシで毛を分けたり、タオルで拭きながら風を当てると乾燥時間が短縮できます。 トイ・プードルなど細く絡まりやすい毛質の犬は、毛を伸ばしながら乾かさないと毛玉ができやすいので注意が必要です。 6. シャンプー後はゆっくり休ませて シャンプーは犬にとって想像以上に緊張する行為であり、体力を消耗します。健康状態が良好な場合でも、シャンプー後はゆっくりと休息させてあげることが大切です。
ご注意点(重要)
◼️おうちシャンプーに多いのが、誤って耳に水がはいったことに気づかず、 そのまま放置して、中耳炎、外耳炎になってしまうことです。 コットンで耳栓をつくって入れてからシャンプーすると万が一はいってしまっても安心です。 ※シャンプー後にかならずコットンは抜きとること!
■濡れたままにしない シャンプー後、半乾きや湿った状態で放置することは絶対に避けてください。被毛が濡れたままだと蒸れて細菌が繁殖し、皮膚病などのトラブルの原因となります。 ■人用のシャンプー剤はNG 犬と人間では皮膚のpH(酸性度)が異なるため、人間用シャンプーの使用は被毛や皮膚にダメージを与える可能性があります。必ず犬専用のシャンプーを使用しましょう。犬用シャンプーには様々な種類があるので、愛犬の皮膚タイプに合った適切な製品を選ぶことが大切です。 ■毛が絡まないようにするコツ 長毛種の犬は特に毛の絡まりに注意が必要です。指の腹を使って毛の流れに沿って優しくマッサージするように洗うか、ゴム製のブラシを使うと効果的です。無理に引っ張らず、丁寧に扱うことで絡まりを防止できます。 ■目ヤニは取ってあげてから 固まった目ヤニは、少し濡らしてふやかしてから、皮膚を傷つけないよう細目のコーム(ノミ取りコームなど)で鼻先方向にやさしく取り除きましょう。ティッシュは目が粗いので、ガーゼやコットンの使用がおすすめです。強くこすると皮膚や目を傷つける恐れがあるので注意してください。 ■シャンプーが目に入ってしまったら 慌てずに、シャワーで優しく洗い流すことが大切です。目の状態に異常が見られる場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。 ■シャンプーが苦手な子はどうしたらいい? シャンプーに恐怖心を持つ犬には、無理強いせず段階的なアプローチが効果的です。まずは濡れたタオルで体を拭くことから始め、少しずつシャンプーに慣れさせていきましょう。途中でおやつなどのご褒美を与え、「シャンプー=楽しい体験」と感じさせることで、徐々に抵抗感が減っていきます。 ■子犬や妊娠中はシャンプーを控える 生後3ヶ月以内の子犬や妊娠中の犬、体調不良の犬へのシャンプーは控えるべきです。必要な場合は事前にかかりつけの獣医師に相談し、指示に従いましょう。 ■シャンプーの頻度は月1~2回 頻繁なシャンプーは毛艶を失わせるだけでなく、皮膚の自然な油分も奪ってしまいます。また、すすぎ残しがあると皮膚炎の原因になることも。適切なシャンプー頻度は一般的に月1~2回程度ですが、犬種や生活環境、季節によって調整するとよいでしょう。汚れが気になる場合は、蒸しタオルで優しく拭き取る方法もマッサージ効果があり効果的です。
こんなとき、どうしたらいい?
■アレルギーや皮膚の病気がある場合 アレルギー体質の犬は、一般的なシャンプー剤で症状が悪化する可能性があります。シャンプー選びの際は、必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。また、皮膚疾患などで動物病院から特別なシャンプー剤を処方されている場合は、医師の指示に従った方法で洗浄することが重要です。 ■ワクチン前後のシャンプー シャンプーは犬にとって体力を消耗し、精神的ストレスとなることがあります。ワクチン接種の効果を最大限に得るためにも、接種直前のシャンプーは避けるべきです。シャンプーの予定がある場合は、接種の1週間ほど前に済ませ、体調を整えておくことをおすすめします。ただし、お散歩後の足洗い程度の簡単な洗浄であれば問題ありません。シャンプー後に体調不良が見られる場合は、ワクチン接種を延期することも検討しましょう。 ■女の子の発情出血時のシャンプーについて 発情期のメス犬も基本的にはシャンプーが可能ですが、この時期は免疫力が低下しがちです。シャンプーをする場合は清潔なぬるま湯で洗い、シャンプー剤が残らないよう丁寧にすすぐことが大切です。体力消耗を考慮し、汚れている部分だけを拭く方法も効果的です。発情時の出血については、犬が自分で舐めて処理することが多いため、過度に心配する必要はありません。
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