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母の日にカーネーションをなぜ贈るの?その由来を解説

公開日:2025/01/17 更新日:2025/02/09
5月の第2日曜日は母の日。お母さんへ日頃の感謝を伝えるこの特別な日には、カーネーションを贈ることが定番となっています。でも、なぜカーネーションをプレゼントするのでしょうか。そこには、母の日が始まるきっかけとなった歴史が関係しているようです。今回は、母の日にカーネーションを贈るようになった理由や由来についてご紹介します。
▼母の日にカーネーションをなぜ贈る理由
母の日にカーネーションを贈るようになったきっかけは、アメリカで行われていた南北戦争の時代にまで遡ります。1861年から1865年まで続いた南北戦争は、アメリカ国内で多くの犠牲者を生み出しました。特にウェストバージニア州では北軍と南軍が頻繁に駐屯し、多くの負傷兵が運び込まれていました。当時は、衛生状態が悪く、感染症が広がるなど過酷な状況に置かれていました。その中で立ち上がったのが、アン・ジャービスという女性でした。アンは「母の仕事の日(Mother's Work Days)」というボランティア団体を結成し、衛生環境の改善に取り組みました。 南北戦争の終結後も、アンは地域社会に貢献しながら、医療補助や平和活動、さらに子どもたちへの教育にも力を入れました。しかし、1905年5月9日、アンはその生涯を閉じます。彼女の死を受け、娘のアンナ・ジャービスは、母の偉大な業績を後世に伝えたいという思いを抱き、1907年5月12日に亡き母を追悼する記念会を、母が教育活動を行っていた教会で開催しました。この記念会には、母が好きだった白いカーネーションが祭壇に飾られ、アンナは参加者全員にその花を配りました。この出来事をきっかけに、カーネーションが「母の日」の象徴として広がり始めたとされています。
▼なぜ定番カラーが白から赤になったのか
アン・ジャービスを追悼する記念会をきっかけに広まったカーネーションですが、もともとは白い花が主流でした。それがなぜ、現在では赤いカーネーションを贈るようになったのでしょうか。 キリスト教の伝承によれば、白いカーネーションは十字架に架けられる前のキリストとマリアの純粋さを、赤いカーネーションはキリストが流した血を象徴するとされています。この背景から、次第に健在の母には赤いカーネーション、亡き母には白いカーネーションをという風習が生まれたと考えられています。しかし、こうした区別がかえって悲しみを生む可能性を考慮して、現在では赤いカーネーションを贈るのが一般的となりました。
▼カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉には、母への愛、純粋な愛、感謝などがあります。これらの意味も、アンの活動に由来しているのかもしれません。また、カーネーションは色によって花言葉が異なります。気になる方は、下記のリンクからチェックしてみてください。現在でも母の日には、お母さんに花を贈る習慣が定着していますが、母の日の起源をたどってみると、当時から花が深く関わっていたことがわかります。
▼カーネーションを贈るのは日本だけなのか
日本の母の日には、アメリカと同様にカーネーションを贈ることが一般的です。では、母の日にカーネーションを贈るのは、アメリカや日本だけなのでしょうか。実は、母の日に贈る花には、国によって異なるそうです。世界の母の日を見てみると、中国や韓国でもカーネーションを贈る習慣がありますが、オーストラリアでは、秋に母の日を迎えるため、菊の花が選ばれることが多いようです。タイではジャスミンやアジサイ、イタリアではアザレアの鉢植え、フィンランドではヴォッコなど、国ごとに贈る花が異なることがわかります。
▼カーネーションの定番ギフトをご紹介
母の日に贈る花として定番のカーネーション。定番の赤いカーネーションはもちろん、近年ではピンクやオレンジなど、様々な色やアレンジが選べるようになっています。ここからは、お母さんへの感謝を込めた素敵なカーネーションの母の日ギフトをご紹介します。今年の母の日に何をプレゼントしようか迷っている方は必見です。
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