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ろうけつ染について

公開日:2025/03/31 更新日:2025/04/08
臈纈(ろうけつ)染
日本の臈纈染の歴史は長く、奈良時代まで遡ります。臈纈染は、大陸側(中国)より日本に伝わりました。奈良の正倉院(ユネスコ世界文化遺産)には、「天平の三纈」と呼ばれる、﨟纈 (ロウケチ)・夾纈(キョウケチ)・纐纈(コウケチ)の3種類が保存されています。後に三纈は、臈纈染、絞り染め、板締め絞りへと発展し、多くの人に親しまれてきました。 私たちは、手描き臈纈染、型臈纈染、蝋吹雪と臈纈染の中でも3種類の染色方法を行っています。 手描き臈纈染、蝋吹雪は、着物や暖簾の染色方法として最も親しまれています。また、型ろうけつ染は、暖簾、インテリア、ファッション用のテキスタイル(シングル幅)の臈纈染に使用されています。 ひび割れ模様、吹雪模様、柔らかな曲線が臈纈染の最大の特徴で、現在も多くの人々に愛され続けてる伝統染色技法です。
臈纈染の種類
手描き臈纈染め
  • 手描き臈纈染めは、熱で溶かした蝋(ろう)を筆で布地に直接描いて染める技法です。描かれた蝋の部分は染料が染み込まず、染色後に蝋を落とすと描いた模様が染色前の生地色を残し美しく浮かび上がります。職人が一筆一筆蝋(ろう)を染み込ませ、柔らかい曲線を描きながら柄を作ります。オーダーの暖簾で主に使用されます。
    蝋吹雪染め
  • 蝋吹雪は、溶かした蝋を筆や竹筒などの道具を使って布地に散らし(飛び散らせ)、細かい点や偶然の飛沫模様を作り出す染色技法です。 不規則で自然な模様が生まれ、味わい深く有機的な表情が特徴です。しょうび苑では、筆だけではなく、蝋吹雪用のスプレーを導入し、より深みのある吹雪柄を生み出すことができ、染色が持つ特性と美しい柄から自然現象のような「吹雪」のニュアンスを表現します。
    型臈纈染め
  • 型臈纈染は、しょうび苑創業者である勝美によって導入された広幅ろうけつ染用(110cm)の技法です。 名の通り、型染の技術をろうけつ染に応用した複雑な染色となっています。京都で唯一の広幅ろうけつ染に対応した革新的な技術です。 主にテキスタイルや壁紙、暖簾のロット対応に適した染色です。 幅80cm-110cm×25m以上のろうけつ染に対応しております。