お知らせを表示するにはログインが必要です。このエリアでは、楽天市場でのお買い物をもっと楽しんで頂くために、あなたの利用状況に合わせて便利でお得な情報をタイムリーにお知らせします!
ようこそ 楽天市場へ

オーダー暖簾について

公開日:2025/04/01 更新日:2025/04/08
ご注文の流れ
暖簾の制作工程 
1、柄合わせ・下書き
等倍サイズのデザイン原稿を青花ペンと呼ばれる専用のペンで生地に下書きをします。この際、生地とデザインが少しでもズレると染色後の柄に大きなズレが生じます。 そのため、デザイン原稿と生地が動かないよう、慎重にデザイン画を配置し、針とテープで固定し、生地にデザインを下書きします。単純な作業に見えますが、ここでの少しのズレが完成に大きく響くため、慎重にかつ繊細に作業を行う必要性があります。
  • 2、蝋描き
    工程①で下書きをした生地に140度から160度(気温、湿度によって変化)まで熱した蝋を筆で、下書き通りに蝋を生地に染み込ませていきます。蝋は、防染の役割をするため、蝋の付いた部分は、工程③の染めによって染まることなく柄を作ります。 蝋は、温度変化が大きく、一筆描くとすぐに冷え固まり、生地に染み込みづらくなるため、再度、蝋に筆を浸し、適切な温度まで戻します。この作業を繰り返すので、通高温に耐える臈纈染専用の筆を使用しています。
  • 3、手染め
    工程②で蝋描きの終えた生地を染色液におよそ20分浸します。一年を通して同じ水温を保ため、井戸から汲み上げた京都の地下水を使用しています。 また、染色用蝋の融点は約60度なので、すでに生地に染み込んだ蝋は固まり、さらに18度の染色液に浸すことで、蝋はさらに固まります。固まった蝋を手で砕くことによって蝋にひび割れが生じ、その割れの隙間に染色液が染み込み、臈纈染の最大の特徴であるひび割れ模様が生まれます。人間の手で染色しているからこそのひび割れ模様、世界にふたつとない表情を生み出します。
  • 4、蝋落とし
    工程③で染色した生地を約1日〜2日乾燥させたのち、沸騰させたお湯で、生地についた蝋を落とします。 生地から落ちた蝋は、水と分離し、浮かび上がるので、蝋を回収します。蝋は繰り返し使用することができるので環境への負荷が少なく、持続可能な染色方法です。
  • 5、縫製
    染色の工程が終わり、染め上がった生地の柄を合わせ、ミシンと手縫いで暖簾に仕立て上げます。 当工房では、暖簾制作の工程を職人が全て行い、製品の品質管理向上を行っております。