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日本でのハムの記録は奈良時代から?

公開日:2024/10/02 更新日:2024/10/03
日本でのハムの記録は奈良時代から?
その昔、まだ狩りが盛んだった時代に、獲物を塩漬けにすると、長く保存出来ることを当時の人達は知っていたそうです。 これがハムの始まりだそうです。 奈良時代に“乾燥したお肉”や“塩漬けにしたお肉”が造られていたことが記録に残っていますが、仏教が伝わって盛んになると、公にお肉を食べることは禁じられていました。 そのため、現在のようなハムが登場したのは江戸時代の終わり頃で、長崎にあったオランダ人のための施設で造られて、食べられていたそうです。 その後、1872年(明治5年)に、長崎の片岡伊右衛門(かたおか・いえもん)さんという方がアメリカ人から『骨付きハム』の造り方を教わって、ハムの製造を始めたという記録が残されています。 1878年(明治11年)に開催された『パリ万国博覧会』に日本人の手によって造られたハムが出品されています。
当時からハムは高級品でスペシャルなご褒美
ところが当時、ハムは高級品だったので、一部の人しか食べられなかったそうです。 例えば大正時代の頃、ハム1本のお値段は米俵一俵と同じ位で、当時の公務員の初任給の約1/3だったそうです。 現在のようにハムが一般的になったのは、昭和30年代になってからです。 そのため、ある程度の年齢以上の方の場合、特に丸々1本のハムは“高級品”のイメージが強くて、贈り物として利用されることが多かったそうで、ハムを頂いた方も当然のことながら、とても喜ばれたそうです。
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