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一人用ソファーの選び方(構造篇)

公開日:2024/09/13 更新日:2024/11/14
ソファーの構造をプロが解説!
ソファーは座ることが前提の家具、座面の座り心地や背面へのもたれ心地は選び方の大変重要な要素です。 座ったときに体を受け止めてくれる感触は、座面で使用している素材、座面下の内部構造によって様々です。 各ソファーの紹介ページに座面、背面の固さ~柔らかさを5段階で表現し、できるだけ内部構造もお伝えしています。 また、スタッフが自ら体験した座面、背面の感触を動画でもご紹介しておりますので、言葉だけでは表現しきれないソファーの心地良さを確認してみてください。
一、素材・座り心地
ソファーは座ることが前提の家具、座面の座り心地や背面へのもたれ心地は選び方の大変重要な要素です。 座ったときに体を受け止めてくれる感触は、座面で使用している素材、座面下の内部構造によって様々です。
1、座面で使用しているおもな素材
ウレタン 原油からとれる成分に添加材を加えて形成したもの。気泡の様なセルが結合したような構造で、軽くてクッション性がある。 シリコンファイル 羽毛に近いやわらかさと弾力をもつ素材。高級ソファーによく使われます。復元力や耐久力に優れた型崩れしにくいクッション材。 チップウレタン スポンジの端材を粉砕し、接着剤をブレンドして型に入れ蒸気で押し固めて再圧縮したリサイクルスポンジ。へたりづらくソファーの芯材として使われることが多い。 フェザー 水鳥の羽毛で軽く、保温性が高い高級素材。優しくしっとりと体を包み込み、ふっくらとした座り心地が特徴。軽く叩いて空気を含ませると形を復元できる。
2、座面下の主な内部構造
ウェービングテープ フレームに格子状に張る、帯状のゴムベルト。軽さや静音性に優れ、しなやかな弾力があり、クッション効果がある。 S字バネ S字形をしたバネを連結棒でつないだもの。コイルスプリングに比べ弾力性は控えめだが強度がある。 ポケットコイル 渦巻き状のバネで、身体にフィットする柔らかい弾力が特徴。 ウレタン 原油からとれる成分に添加材を加えて形成したもの。気泡の様なセルが結合したような構造で、軽くてクッション性がある。
二、生地
ソファーの生地は、大きく分けるとレザーとファブリックの2種類。 触り心地を比較して、自分のライフスタイルに合うかどうかも考えましょう。
フェイクレザー(合成皮革)
メリット:本革に比べると安価でカラーバリエーションも多く、汚れも水拭きができメンテナンスが簡単。
ファブリック
1、ループパイル生地
パイルは織り方の種類のことで、繊維を丸くループ状に織ったもののことを言います。 この丸いループ状の糸のことを英語で「パイル(pile)」と呼ぶのが、名前の由来です。
2、フリース生地(ポリエステル素材
フリース生地(fleece)とは、ポリエステル素材の起毛生地のこと。合繊が使われているため様々な加工をして機能性を持たせることもできます。
3、シェニール
シェニール(Chenille)は、柔らかくてリッチな質感が特徴の織物です。フランス語で「毛虫」という意味の「シェニール」は、その名前が示す通り、表面に細かな毛羽が立っているのが特徴です。 シェニールは非常に柔らかく、肌触りが良いため、クッションやカーテン、ソファなどの家具のカバーとして使われることが多いです。 織り方によって光沢感があり、リッチな質感を持っています。そのため、見た目にも高級感があります。 通常は丈夫で長持ちし、摩耗にも比較的強いです。 シェニールは暖かみがあり、冬場のアイテムとしても適しています。 シェニール面料は、その美しい外観と快適な触感から、インテリアや家具、装飾品など、さまざまな用途に利用されています。お部屋の雰囲気を格上げするアイテムとして人気があります。