島根県出雲市の飲食店で発生した食中毒

2025/03/22 ・出雲市の「洋食屋さんリーヴェ」で調理された弁当を食べた男女15人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えました。 ・きっかけは3月21日に、この店を利用した出雲市内の事業所から出雲保健所に「19日の昼食に弁当を食べた7人のうち5人が下痢や嘔吐、腹痛症状がある」との連絡が入ったことでした。 ・出雲保健所の調査により、3月18日から19日にかけて同店が調理した弁当を食べた3グループ15人に同様の症状が出ていることが判明しました。 ・出雲保健所は、同店が提供した弁当が原因であると断定し、3月22日から4日間の営業停止処分を命じました。 ・幸い、入院した人はいなく、全員快方に向かっているとのことです。 ・保健所は引き続き食中毒の原因物質について調べを進めています。

【ノロウイルスについて】 ・ノロウイルスは非常に強い感染力を持っている ・ノロウイルスは口から侵入することで感染するが、 ・その感染経路は多岐に渡っている ・ノロウイルスの潜伏期間は1～2日、症状が出る期間も2日ほどと短いが、排菌期間は発症してから数週間後までと非常に長い 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。（アルコール消毒ではダメ！） • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。（アルコール消毒ではダメ！） • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。