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プロだから伝えたい 毛布は上か下かの答え

公開日:2024/10/11 更新日:2024/11/02
寒い冬 皆さんは毛布をどのように使ってらっしゃいますか? TVや雑誌の寝具特集やネットの記事では、「毛布は上にかける」という記事と「毛布は上でも下でもどちらでも良い」という記事があり、正解がわかりません。 テレビなどでは、毛布は上にかける、と説明されることが多いようですが、睡眠のプロ「ねむりはかせ」のおすすめは「毛布は下」です。
そもそもどうやって毛布は生まれたのか?
毛布は、ウール(羊毛)を使って織りあげた生地に、起毛をしてあたたかくしあげたものが最初です。 つまりウールのような保温性の良い素材を使い、起毛することで接触温感を作り出し、より暖かさを得るためのものなのです。ですので、もともと肌に近いところで使うために作られたものなのです。布団の上に掛けるのであれば、わざわざ起毛する必要はありません。より嵩高のある肌ふとんや軽量なキルトケットなどをかけても保温する効果は同じです。
なぜ、毛布は布団の上に使うと説明されるようになったのか?
それは羽毛布団を使う人が増えたからです。羽毛布団が普及し始めた今から40年ほど前、当時の毛布の主流はアクリル毛布でした。毛足の長いボアの暖かい毛布です。 ところがアクリル毛布は吸湿性が悪いため、羽毛布団の下に使うと羽毛布団の持つ良さを活かすことができません。そこで、毛布を上に掛けるよう、お客様に説明するようになりました。その名残だと思われます
毛布で身体を包み込むように使うのが正解
布団と身体の間に隙間があると、暖まった空気が逃げてしまい保温性が悪くなります。そこで、薄手の毛布を使って、身体を包み、その上に布団を載せると保温効率がいいのです。肩は冷えやすいので、毛布で包んでしまいます。 重い毛布の場合、上にのせると布団と身体の隙間が少なくなって暖かくなるという説明をする人もありますが、重い毛布は布団を押さえて嵩を減らしてしまいます。嵩が減ると布団の保温性が悪くなってしまいますから、基本的に重い毛布は使わない方がいいのです。
吸放湿性が悪いアクリルやポリエステルは 蒸れて睡眠の質がわるくなる
アクリルの毛布を使うと暖かくなります。しかし、一旦暖まってしまうと、アクリルやポリエステルなどの合成繊維は汗を吸うのが苦手なため、蒸れてしまいます。 無意識に足を蹴って毛布を飛ばそうとする、そのような記憶がありませんか? 毛布に最適な素材は、吸放湿性の良い動物性の素材、ウール、カシミヤ、キャメル、アルパカ、シルクなどです。中でもカシミヤは格別で、直ぐに暖まり、しかも快適です。 毛布を買うならこのような素材が最もおすすめです。 綿毛布も良いでしょう。綿は吸湿性は非常に良いのですが、放湿性が劣ります。 つまり乾きにくいのです。それほど寒がりでもないけど、もう少し暖かくしたいという方にはいいでしょう。 アクリルやポリエステルなどの合成繊維の毛布は、代謝が低く発汗量の少ない方以外はおすすめできません。最近は高機能素材も増えていますが、天然素材の快適さを上回るものは非常に少ないのです。
結論
接触温感と接触快感を高くしてくれるのが毛布です。 カシミヤやウールなど、吸放湿性の良い軽量の毛布で身体を包み、その上に羽毛布団を載せるのが毛布の正しい使い方。 暖かく眠るには、敷き専用毛布を併せて使用するのが特におすすめです。
店主は築80年の日本家屋で、Marzotto社のカシミヤ毛布に中厚の羽毛掛布団を組み合わせて使っています。 底冷えする季節ほど、すぐに暖まるカシミヤ毛布は手放せません。自然素材の持つ自然な暖かさが、快適な睡眠へと誘うのです。
カシミヤ・カシミヤ混・ウール毛布
GOT認定オーガニックコットン毛布
敷専用ウール毛布・綿起毛シーツ