Cardo PACKTALK EDGE|カルドのハイエンドモデルをレビュー!
公開日:2025/04/03 更新日:2025/04/04カルド:Cardoは、バイク用インカムを中心に展開するイスラエル発のプレミアムブランドです。2003年に設立され、2004年に世界初のBluetooth対応バイク用インカム「スカラライダー」を発売したことで知られています。これが業界のパイオニアとしての地位を確立するきっかけとなりました。
現在では、世界100カ国以上で年間100万台以上を販売するリーディングカンパニーです。
カルドの特徴は、高性能・高品質な製品作りと革新的な技術にあります。
例えば、メッシュ通信技術「DMC(ダイナミックメッシュコミュニケーション)」をいち早く開発し、大人数での安定したグループ通話を可能にしました。
また、音質にこだわり、世界的なオーディオメーカーJBLとコラボレーションしたスピーカーを採用している点も大きな魅力です。これにより、走行中の風切り音やエンジン音の中でもクリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。
使いやすさにも注力しており、ボイスコマンド機能やスマホアプリ「Cardo Connect」での直感的な操作が特徴です。
さらに、防水・防塵性能を備え、過酷な環境でも安心して使える耐久性も評価されています。
他社インカムとの互換性が高いユニバーサル接続も支持される理由の一つです。
まとめると、カルドは「音質」「機能性」「信頼性」を兼ね備えた、ライダーに愛されるトップクラスのインカムブランドと言えます。
以下がCardo:カルドの技術進化の歴史です。
・2004年:
世界初のBluetooth対応バイク用インカムを発売
・2006年:
世界初のラジオ内蔵インカムを発売
・2009年:
世界初の長距離通信が可能なインカムを発売
〃 ヘルメット内蔵型のインカムを発売
・2012年:
世界初のソフトウェア アップデートプログラムを開始
・2015年:
世界初の車両メーカー(Ducati)とのコラボモデルを発売
〃 メッシュネットワーク通信技術を採用したインカムを発売
・2018年:
世界初のボイスコマンド機能を採用したインカムを発売
・2019年:
世界初のJBL製高品質スピーカーを採用したインカムを発売
・2021年:
世界初の無線通信技術を使ったソフトウェアのアップデートを実現
・2022年:
世界初の磁石を採用したエアーマウントを採用
・2024年:
世界初の衝撃検知機能を搭載したモデルを発売
このようの「世界初」の機能を開発し続けているカルド。直近ではGo PROやInsta360といったウェアラブルカメラとの連携が可能になったことで話題になりました。
また「Hey Cardo!」で始まるボイスコマンド機能は、グローブを装着したライダーにとって煩わしい操作が必要なく、慣れるととても便利な機能です。まさに世界No.1の称号に相応しい機能と進化の歴史と言えます。
カルドには大きく分けて以下の3シリーズがあります。
・PACKTALKシリーズ -ハイエンドモデル
・FREECOMシリーズ -スタンダードモデル
・SPIRITシリーズ -エントリーモデル
他ブランドとの違いで言えば、カルドの場合、以下の機能はどのグレードのモデルにも搭載されています。
・防水・防塵性能
・風切り音抑制(ノイズキャンセル)
・他社ブランドとの接続
・Bluetooth5.2
・SPIRITシリーズ -エントリーモデル
~2名までの通話なら可能なインカムモデルです。通信可能距離が400m(※HDは600m)ですが、のんびり2台でツーリングをするには、あまり不便さはないと思います。普段はソロツーリングが多く、たまに少数でのツーリングに出かける方や、とりあえず初めてのインカムを探している方には、おすすめです。
・FREECOMシリーズ -スタンダードモデル
SPIRITシリーズでの基本性能に加え、最大4人までとの通信を可能にしたモデルです。大きな違いはカルドの特徴でもあるJBLスピーカーを採用した高音質なサウンドです。また通信距離も800m(※4Xは1,200m)となっており、途中で通信が途切れても自動再接続を可能としたLINE INTERCOM機能を搭載しています。
・PACKTALKシリーズ -ハイエンドモデル
カルドの真骨頂でもあるDMC(メッシュ通信機能)を搭載したモデル。またこちらのシリーズからボイスコマンドも可能です。もちろんJBLスピーカーを採用しており、高品質なサウンドで使用出来ます。
色々とラインナップがある中でどれがおすすめなの?聞かれると、やはりPACKTALK EDGEになります。「なんだよ、結局一番高いヤツかよ。。」と思われそうですが、値段なりの理由があるのです。
・DMC(メッシュ通信)機能はやはり便利
「そんなにしょっちゅう大人数でツーリングには行かないよ。。」という声も耳にしますが、接続も容易であると便利です。特に人数が多ければ多いほど、そこは顕著になります。。
またカルドはSENAやミッドランドなど、他ブランドとの接続も比較的容易なのも、ポイントが高いです。
・JBL×40㎜スピーカーはやはり別格
バイクでインカムを使う際の音質については、ノイズキャンセル機能の強さと音質が大事です。その点40㎜×JBLスピーカーを備えるカルドインカムは、他ブランドと比較しても秀逸です。
・ボイスコマンドは慣れるとラク!
慣れれば、、と言われつつも、グローブをはめた状態でもダイヤルやボタン操作は難しいです。また押し間違えなどで意図しない状態のまま走行を続けるのはストレスですし、注意が散漫になるので、おすすめしません。
・エアマウントが便利すぎる!
ヘルメット側のアタッチメントに「置く」だけでカチッとしっかり装着出来るエアマウントは、実は一番便利な機構かもしれません。はめる際に手に伝わる感触は、一度体験すると病みつきになります。
早速輸入元の岡田商事㈱さんにサンプルをお借りして、その性能をテストしてみました。今回はSHOEI EX-ZEROにPACKTALK EDGEをクリップで装着しています。
まず通信性能についてテストです。
相手との距離や遮蔽物によって、その距離は変わるため、あえてビルや倉庫の多い区画で距離を取ってテストしました。
・遮蔽物がない直線道路の場合
→問題なく、クリアに音声が聞こえます。
・ビルを曲がった先と曲がる前の場合
→問題なく、クリアに音声が聞こえます。
・ビルを曲がった先と曲がる前とで間にトラックがいる場合
→ときどき音声が途切れますが、おおむね問題なく聞こえます。
・直線距離は短いものの、ビルを挟んだ反対側とで通話する場合
→ほとんど聞こえないです(さすがに無理がありました)
次に音質です。
被っていたヘルメットがEX-ZEROということもあり、静音性能が高いわけではないのですが、常用域の速度で走行している限り、問題なくクリアに聞こえました。もちろんJBLスピーカーの性能もあると思いますが、それ以上にノイズキャンセル機能がしっかり効いている印象です。
そしてボイスコマンドです。
最初は「ヘイ、カるDo。。」のあとの文言を忘れてしまい、指示が出せなかったりしましたが、慣れれば問題はないと思います。特にボリュームの上げ下げがボイスコマンドで操作出来るのは便利だ!と感じました。
最後にエアマウントです。
これは動画のとおりで、片手で外すことが出来て、かつ装着はアタッチメントに吸い込まれるように付くのでとても便利です!
ヘルメットの値段も上がっている中で、さらにインカムもとなると、出費が重なりついつい廉価な商材を選びがちです。
しかし一方で、インカム(とくに音声)は、走行中は常に耳にするものなので、少しでも不快な要素は除いた方が、快適かつ安全にツーリングを楽しめます。
インカムを検討される際には、是非一度カルドのハイエンドモデルをテストして頂きたいな、と思います!