モトジムカーナの練習会に参加する前に バイク練習会のすすめ

モトジムカーナの練習会は、全く敷居は高くありません。実際、バイクに乗り始めたばかりのビギナーの方でも、楽しく安全に参加出来ます。もちろんほかの参加者の方も優しくアドバイスしてくれると思います。 とはいえ、「免許を取得したばかりで家の近所を乗るくらい」「ブレーキを掛けるのがまだちょっと怖い」「バイクを寝かせると転んでしまいそうで不安」という方にとって、尻込みしてしまう気持ちも分かります。そこで今回は、教習所を卒業した後に、さらに一歩踏み込んだライテクを練習出来る場所を3つ、ご紹介致します！

二輪車安全運転講習会とは、各都道府県の警察や日本二輪車普及安全協会（JMPSA）、二輪車安全運転推進委員会などが主催するバイクの練習会です。特徴としては、運転技術のみでなく、安全運転や交通マナーの向上を目的として開催されています。また開催場所も運転免許試験場などが多いです。ちなみに筆者はかつてナップス世田谷店が近くにあった、警視庁交通安全教育センター：通称「砧」へ通っていました。 【安全運転講習会に参加するメリットとは？】 ・参加費が安い 警察が主催している講習会では無料の場所もあります。（別途保険料200円が必要） ・白バイ隊員と一緒に走行出来る 憧れの白バイ隊員と一緒にバイクで併走する機会は、ある意味なかなかありません！スラローム（コース走行）中に後ろに付かれると、やましいことがなくとも緊張してしまいます。 ・インストラクターが多い 警察系講習会の場合、白バイ隊員以外にもインストラクターの方がいらっしゃいます。中にはモトジムカーナ競技にも参加しているイントラもいるので、この機会に声をかけてみましょう！ 【逆に安全運転講習会のデメリットとは？】 ・予約がとりづらい 人気であるがゆえの悩みです。ただ場所によっては事前申し込みは不要だったりします。（定員人数は決まっていることが多いので、ご注意ください） ・胸部プロテクターが必須な場合がある 場所によってまちまちなので、事前確認した方が良いでしょう。 教習所を卒業してから、一本橋などをやる機会も中々ないのでおすすめです！

ホンダが運営するバイクのライディングスクールです。ここの特徴は何といっても参加者全員、車両を借りることが出来ることです。車両もGROMからCB250R、CB400SF、CB1000R、CB1300SFなど合計11台のホンダ車両から選べます。万が一転倒してしまっても、基本追加料金が掛からないので、そこは安心してライディングに集中出来ます。 場所はもてぎ、埼玉、浜名湖、鈴鹿、熊本の5か所で開催しています。さらに、埼玉や浜名湖の場合、最寄り駅より送迎バスが出ています。 初級・中級・上級でクラス分けされており、かつカリキュラムも細かく分かれているので、自分の苦手なジャンルを受講することも可能です。 【HMSに参加するメリットとは？】 ・インストラクターが各クラス2名以上いる ことあるごとにアドバイスを頂けるので、上達が早いです。 ・全員レンタル車両で走行出来ること タイヤなどの消耗品はほぼ純正仕様ですが、インストラクター含めて皆同じ仕様で乗っているので、単純に腕の差だけが出ます。また気になる車両でしっかり走行出来るので、購入を検討する際にもおすすめです。 ・ランチ付き ランチは2種類のメニューから選べますが、とにかくボリューミーで美味しいです。 ・シャワー＆風呂付き 最寄り駅からバスの送迎があり、かつ風呂とシャワーがあるので、練習後に汗を流してから快適に電車で帰路につけます。（寝過ごし注意！） 【逆にHMSに参加するデメリットとは？】 ・予約がとりづらい 内容が良いだけにとにかく人気で、とくに土日の予約は1カ月近く前にはしておかないと、抽選かキャンセル待ちになってしまいます。こればかりは仕方ありません。 ・開催場所が限られている 全国でも5か所、その中で上級クラスが開催されるのは埼玉と浜名湖の2か所のみなので、その地域にお住まいの方しか参加するのが難しいことです。ただこれも仕方ありませんね。。 あまりデメリットが思い浮かばない内容です。参加費も車両購入したり修理・メンテナンスを自分で行うことを考えれば十分元が取れていると思います！

「ライディングスクール」と一言に行っても、その内容は様々です。パイロンスラロームからサーキット走行まで、免許を取得したてのビギナーを対象としているものから、レース参戦を視野に入れた中上級まであるので、その内容が自分が求めているものと合っているか、事前に確認する必要があります。 【ライディングスクールに参加するメリットとは？】 ・幅広いジャンルでスクールが開催されているので、自分が欲しいと思うスキルを中心とした内容のスクールを選べる。 【ライディングスクールに参加するデメリットは？】 ・料金設定に幅がある。 警察や団体、メーカーが開催しているこれまでのスクールとは異なるため、料金は総じて高めであることが多い。 ライディングスクールを選ぶ上でのポイントは、主催する方との相性だと思います。スクールの内容はもとより、教え方や解説する際のワードがすんなりと入って来やすいスクールがあれば、参加すると上達する近道になると思います！

ここまでに、おすすめのバイク練習会を3つご紹介させていただきました。いづれもポイントとなるのは、教えてくれる人（インストラクター）がいるということです。とくに最初は一人で練習していても、間違ったフォームや動作を反復練習してしまいがちです。すると後から修正するのに時間が掛かったりするので、「慣れるより習え」でバイクを練習していきましょう！