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胡蝶蘭の病気の見分け方

公開日:2025/02/24 更新日:2025/02/24
胡蝶蘭は美しい花を長く楽しめる植物ですが、環境の変化や管理の仕方によっては病気にかかることがあります。ここでは、胡蝶蘭に発生しやすい病気の種類とその見分け方を解説します。 20年近く産地直送で全国に胡蝶蘭をお届けしてきた私たち宮川洋蘭が、胡蝶蘭で発生しやすい病気の状況と原因、そして対処方法をわかりやすく解説します。
1. 軟腐病(なんぷびょう)
症状 •葉や根が水っぽく変色し、腐ったようにドロドロになる。 •悪臭を伴うことが多い。 •病変が広がるスピードが速い。 原因 •細菌感染(特にエルウィニア菌)によるもの。 •高温多湿の環境で発生しやすい。 •傷口から細菌が侵入することが多い。 対処法 •感染した部分を切除し、傷口を乾燥させる。 •炭粉や殺菌剤(ベンレートなど)を塗布。 •風通しをよくし、水のやりすぎに注意。
2. 黒斑病(こくはんびょう)
症状 •葉に黒い斑点が現れ、次第に広がる。 •進行すると葉が黄色くなり、落葉することもある。 原因 •カビ(真菌)が原因。 •湿度が高い環境で発生しやすい。 •葉に水がたまり、乾燥しにくい状態が続くと発生しやすい。 対処法 •感染した葉を切除する。 •殺菌剤(ダコニールなど)を使用。 •葉に水をかけるのを避け、風通しをよくする。
3. 炭そ病(たんそびょう)
症状 •葉や茎に小さな黒い斑点ができ、次第に拡大する。 •病変の周囲が黄色く変色することもある。 原因 •真菌(糸状菌)の感染によるもの。 •高温多湿の環境で発生しやすい。 対処法 •病変部を切除し、殺菌剤を塗布する。 •風通しをよくし、湿気がこもらないように管理。
4. モザイク病
症状 •葉に黄緑色の円形等のモザイク状の模様が現れる。 •成長が遅れ、花が奇形になることもある。 原因 •ウイルス感染(オーキッドモザイクウイルスなど)。 •ハダニやアブラムシによる媒介が主な原因。 対処法 •基本的にウイルス感染の場合は治療法はないため、感染した株は廃棄するほかありません。 •ハダニやアブラムシの発生を防ぐため、害虫対策を徹底する。
5. 根腐れ(ねぐされ)
症状 • 根が茶色く変色し、触るとブヨブヨしている。 • 腐ったような匂いがする。 • 葉がしおれ、元気がなくなる。 • 根が機能しなくなり、水を吸えなくなる。 原因 • 水のやりすぎや排水不良による根の酸素不足。 • 細菌やカビの繁殖。 対処法 • 腐った根を切除し、傷口に殺菌剤を塗布する。 • 根が乾きやすい環境を整え、水やりの頻度を見直す。 • 鉢の通気性をよくする(素焼き鉢の使用やミズゴケの量を調整)。
6. 灰色かび病
症状 • 花びらに灰色のカビが生える。 • 花がシミのように変色し、しおれる。 原因 • 高湿度の環境で発生しやすい。 • 風通しが悪く、カビが繁殖しやすい状態。 対処法 • 感染した花を取り除く。 • 風通しをよくし、湿気を減らす。 • 殺菌剤(トップジンMなど)を使用する。
病気を防ぐためのポイント
• 風通しを良くする(扇風機を使うのも効果的) • 水やりの管理を適切に(鉢の中が乾いてから与える) • 害虫を防ぐ(アブラムシやハダニが病気を媒介するため) • 定期的に株を観察し、早期発見・対処を心がける 人間と同じで快適な環境なら病気にはあまりなりませんが逆にストレスがかかるような環境だとどんな元気な株も弱って病気になります。 胡蝶蘭の健康を守るためには、日々の管理がとても大切です。