近年、お祝いに限らずお供えとして胡蝶蘭のご用命を以前よりも多くいただくようになりました。その背景には、いくつかの理由があります。
胡蝶蘭は他の切り花に比べて圧倒的に長持ちします。特に生産c社直送で新鮮なコチョウランはちゃんと管理すれば1〜2ヶ月以上咲き続けるため、四十九日や一周忌まで美しい状態を保つことができます。
一般的な供花は葬儀後に片付けることが多いですが、胡蝶蘭はそのまま家で飾ることができます。長く咲き続けるため、遺族が故人を偲ぶ時間を大切にできる点も評価されています。
菊やユリなどのお供え花は花粉が落ちやすいですが、胡蝶蘭は花粉がほとんど飛ばないため、周囲を汚さず手入れの手間も少ないです。特に、切り花のように頻繁に水やりする必要もなく、法要後にお花を片付ける遺族にとって負担が少ない点が喜ばれています。
特に白大輪胡蝶蘭は気品のある美しさを持ち、お供えとしても格式高い印象を与えます。白い胡蝶蘭は「清らかさ」や「永遠の愛」を象徴し、故人への想いを表すのにふさわしい花とされています。
胡蝶蘭はお悔やみの花としてだけでなく、法人からお供えするケースも増えています。取引先や関係者の訃報を受けた際、企業からの弔意として胡蝶蘭を贈ることが一般的になってきています。豪華で見栄えがすることに加え、産直価格は盛花よりも安価なことが多く費用面でも重宝されているようです。
一般的なお供え花の中には香りが強いものもありますが、胡蝶蘭はほとんど香りがないため、故人を偲ぶ静かな空間にふさわしいとされています。また、病院や高齢者施設など香りを抑えたい場所でも受け入れられやすいです。
胡蝶蘭がお供えとして選ばれる理由は、「長持ちする」「香りが少なく手入れが簡単」「格式があり上品」という点にあります。
これらの理由から、近年は葬儀や法事で胡蝶蘭を贈る人が増えており、大切な方への弔意を表す方法として定着しつつあります。
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森水木のラン屋さん (有)宮川洋蘭