胡蝶蘭の根が空中に伸びる理由とは？育て方のポイントも解説

胡蝶蘭の根っこが空中に伸びてくるの、とっても不思議ですよね 実は、胡蝶蘭は元々 樹木や岩に着生する植物 で、空気中の水分や養分を吸収するために根を空中に伸ばします。これは自然な成長の一部であり、健康な証拠でもあります。 20年近く産地直送で全国に胡蝶蘭をお届けしてきた私たち宮川洋蘭が、そんな不思議な胡蝶蘭の謎と管理について紹介します！

空中根は、水分や酸素を効率よく吸収 し、胡蝶蘭の生育を助けます。また、環境の変化に適応するため、適度な湿度を保つ役割も果たします。根がしっかりしていると、株全体が健康に育ちます。

空中根が過度に伸びる主な原因は、湿度不足・光不足・鉢内の根詰まり です。 対策として、葉水を与えて湿度を調整 し、適度な光を確保すると根の成長が安定します。また、2～3年に一度の植え替え で根詰まりを防ぎましょう。

基本的に、健康な空中根は切らない ほうがよいですが、枯れたり傷んだりしている根は剪定してOKです。切る場合は 消毒したハサミを使い、カット後は殺菌剤を塗ると安心です。

空中根がしっかり伸びている胡蝶蘭は、環境に適応し健康に成長している証拠です。ただし、根が極端に細くなったり黒ずんだりしている場合は、乾燥や根腐れの可能性があるため注意が必要です。

胡蝶蘭の根を健康に保つためには、適度な湿度・通気性の良い鉢・適切な水やり が重要です。根が元気であれば、花も長く咲き続けます。自然の生態を理解し、胡蝶蘭が快適に育つ環境を整えましょう。