フクロモモンガの栄養バランスと食事スタイル、ペレットフードのすすめ

フクロモモンガは、もともと自然界では雑食性の動物。果物・昆虫・樹液など、さまざまなものを食べて暮らしています。 一昔前までは、飼育下でも「野菜・果物・昆虫をバランスよく与える」ことが良いとされてきましたが、 今では栄養バランスの整った専用ペレットが多数登場し、 「ペレット中心＋補助的に野菜や昆虫」といった食事スタイルが主流になっています。

専用ペレットには、必要な栄養素（タンパク質・脂質・ビタミンなど）が計算されて配合されています。 手作りの食事では難しかった栄養管理が、ペレットで安定的にできるようになりました。 毎日与える食事として、主食はペレットでしっかり栄養を確保し、野菜・昆虫などは“補助”として与えるのが理想的です。 📌 これにより、「太りすぎ」「栄養不足」「食べムラ」などのリスクも軽減されやすくなりました。

「せっかく買ったのに、ぜんぜん食べてくれない…」そんなときは、においや風味を変えて“食べやすくする工夫”**を試してみましょう。 🔸 風味づけのアイデア： パウダーフード（ミルクやフルーツ風味）を少量まぶす ささみ、レバー、たまごなどのパウダーを使う 少しだけお湯でふやかす（しっとりさせて食感を変える）

ペレットと一緒におやつや好物（ドライフルーツなど）を入れると、そちらだけ先に食べてしまうことがよくあります。 甘いものが先にあると、ペレットを残すクセがついてしまうことも。 📝 おやつや果物は「手から直接あげる」など、コミュニケーションツールとして活用するのがおすすめです。

ペレットの味に慣れてくると、おやつはほんの少しでも大喜びしてくれるようになります。 また、「おやつ＝手からもらう＝いいこと」と学習するので、 手に対する警戒心がやわらぎ、慣れるのが早くなるというメリットも！ 📌 「手は怖くない、美味しいものをくれる存在」と思ってもらえると、距離がぐっと縮まります🐾

フクロモモンガの健康な食生活の基本は、ペレットを中心に、補助的に昆虫やおやつ、野菜、果物を使うスタイルです。 食べムラがあるときは焦らず、風味を変えたり、おやつの与え方を工夫することで少しずつ慣れてくれる子が多いですよ。 日の食事から、少しずつ「信頼関係」も育てていきましょう♪