イタリアの家具ブランドKartell(カルテル)のコンポニビリは
発売してからずーっと60年以上長きにわたり人気を博しています。
私もこの収納家具を20年ほど見て来ていて、今また再燃焼しているのですが
今まで「コンポニビリ」という言葉を何度も口にしてきたわけですが
その意味を考えた事はありませんでした。
ただのイタリア語でしょうけど、意味を追求した事がなかったのです。
マリメッコの柄の名前とかは、一生懸命調べるのに、
イタリア語に興味がなかったのかもしれません。
イタリア語愛好家の方々には失礼しました。
出会って20年経った今、やっと調べてみたら、「モジュラー」という意味でした。
コンポニビリはちゃんとモジュラーとしてのあの時代の先駆者だったのですね。
確かに、コンポニビリは天板、ドア、本体、キャスターまでがバラ売りしていて
自分のサイズ感に組み合わせて使える、構成要素を組み合わせた収納家具なのですから
誰もが納得する意味を持っている事になります。
今流行っている、コンポニリ2とコンポニビリ3はバラせませんが
直径が10cm大きいコンポニビリエレメントは、組み合わせて注文ができます。
これが、コンポニビリの語源なのですね。
意味がわかると、もっと色々なコンポニビリを使ってみたくなります。
過去に、こんな大きなコンポニビリを作ってみた事があります。
大きいのでキャスターも付けました。
移動もしやすいので中にパンパンに入れても大丈夫です。
但し、結構な高さがあるので転倒には要注意です。
あと、レアものでは、シルバーのラウンドエレメント4段を作った事があります。
こちらをお買い求めいただいたのは背の高いお客様でした。
スニーカーのコレクターで、最もお気に入りのスニーカーを特別な棚にしまって飾っておきたい。という事で、こちらの コンポニビリ ラウンドエレメント シルバー 4段をイタリアオーダーされました。
背の高い方だったので靴サイズも大きく、30cm以上あったかと思います。
その靴をご持参され、ちゃんと入るか確認されてからイタリアオーダーされたのが
印象的なお客様でした。