コルビジェの描いた絵からインスピレーション イタリアにカラーオーダーしてみる

今、東京のパナソニック汐留美術館では、コルビジェの油絵を中心として作品展が行われています。 建築家でもあり、家具デザイナーでもあるコルビジェの人生の後半は絵を描く毎日だったようです。 昔の恋人、アイリーングレイが建てた海沿いの家、E1027 でも勝手に人の家に壁画を描いたり家具の配置を変えたりして、よくわからない愛情表現をしていたようです。 多分、これ、アイリーングレイ達だろうなと思われる、海辺の3人の婦人など、私生活の絵を描いていたようです。 その時いつもそこには海があり、ロシアの画家、カンデンスキーにも影響を受けていたコルビジェは、海から宇宙を感じ、そこから得られるインスピレーションで作品を編みだしていたようにも思われます。 同じ油絵でもゴッホやモネと違うのは８ミリがあり、そこから現実の描写と絵画のデフォルメされた描写を同時に見る事でより一層、作品の中に近づけるという事でしょう。 こんな体験をしてからあらためてコルビジェのソファに座ってみると、 よりコルビジェと暮らしている感覚になり、もっともっと暮らしに深みが出てくるのです。