魂は遺骨に宿るものではなく、仏教でも四十九日を過ぎれば浄土し仏様になるといわれています。大切なのは供養したいというご遺族のお気持ちです。
正式な手順で火葬を済ませたご遺骨は、ご遺族の遺志によってご自宅で保管することが可能です。
分骨されたご遺骨を、新たな墓地や納骨堂に埋葬することを分骨といい、その場合、分骨証明書または分骨用の火葬証明書が必要となります。葬儀社または火葬場、墓地の管理者等にご相談ください。ペンダントや手元供養のためにおわけになったご遺骨には特別な手続きは必要ありません。
四十九日の納骨前に、ご家族様で未使用の手袋や箸を用いて分骨容器に移されて問題ございません。四十九日の法要・納骨の際、小さい骨壷を用意し住職様の読経して頂いた後、分骨容器に移されるのもよろしいと思います。
ご遺骨そのものを故人として見てしまうお気持ちが、分骨はよくないのでは・・・成仏できないのでは…という迷信に繋がっています。お釈迦様、多くの有名な偉人も分骨されております。
ご自身の棺に一緒に納めてほしいとご家族の方にお伝えしておく方が多いようです。節目の法要を目処に故人のお墓にお戻しになることを望まれる場合は、お寺様にご相談し了承して頂くといいかと思います。
きれいに残ったのど仏などをお手元に残される方は多いようです。どの部分であっても故人様のかけがえのない命のかけらかと思いますので、あまり気になされなくてもいいかと思います
骨壷によって異なりますので、間口や容量を目安にご検討ください。粉骨加工したご遺骨の全骨の納骨をご希望の場合など、容量がご不安な場合はお気軽にお問合わせください。
手元供養用のミニ骨壷はインテリアに馴染むようデザインされているものが多いので、納骨後思い出の品や形見などの保管にそのままご愛用頂けるものがほとんどです。破棄をご希望の場合、基本的には不燃物での処理になりますが、法要でのご供養の後、お寺様にご相談なさってみてください。