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店長コラム:マワハンガーの汗と涙

公開日:2024/11/03 更新日:2024/12/06
いつも店長コラムをご覧いただき、ありがとうございます。 今回はマワハンガーの品質に関わるところで、お客様によくご質問をいただく点について書いてみようと思います。 マワハンガーの汗と涙とは。どうぞご覧ください。
ハンガー端の雫のような形状
マワハンガーは、端に水滴が垂れるような形が残ることがあります。 これは、液体状の樹脂に鉄製のボディを浸してコーティングを行なっている製造方法によるものです。
写真のようにハンガーに付けられたコーティングは乾かして定着させるのですが、その際、重力でハンガーの端に雫のような形状が生じるのです。 コーティングは気温や湿度など環境によって調整しますが、さまざまな要因で雫の大きさは変わってきます。ほとんど無い場合もあります。 あまりにも長く垂れて残ってしまったものは、メーカー出荷前の検品で短くカットするので、そのような形状になっている場合もあります。 あくまで形状の違いの問題であり、ノンスリップ感や省スペースなど機能や品質には全く違いはありませんので、それぞれのハンガーの個性として愛していただけると嬉しいです。
コーティングに浸される前には、ハンガーを炎で熱してコーティングが定着するように促します。 この工程を知っていると、雫のような形状が熱い炎に耐えたハンガーが流した涙のように見えてしまいます。 マワハンガー愛が強すぎるでしょうか…汗
コーティングの凹み
マワハンガーのコーティングには特殊なPVC樹脂が使用されています。 このPVC樹脂はとても柔らかくできているため、 ドイツからの輸送時に、重なり合った部分に「へこんだ」ような跡がついてしまうことがあります。
箱にギュウギュウに詰められている訳ではないのですが、コーティングはとても柔らかいので重なり合った部分が凹んでしまうことがあるのです。 海上・陸上でのコンテナ輸送による振動も影響しているかもしれません。 凹みにとどまらず穴が開いたり破れてしまったようなものは、日本に到着してからの検品で弾いています。 商品の性質と輸送環境上、凹みはどうしても避けられない症状ですが、穴が開いていない限り機能や品質には全く問題ありません。 メーカーと長年協議してきた検品基準に基づき良品として出荷しておりますので、ご理解いただけますようお願い致します。 凹んだ部分はドイツからの長旅を頑張ったハンガーが流した汗のように見えて、つい労ってやりたくなりますが、これもマワハンガー愛が強すぎるせいでしょうか…
永くご愛用いただくために
特殊なノンスリップコーティングのために、裸のマワハンガーは埃が付きやすい特徴があります。 洋服を掛けて使用していない時間が長く埃が気になった時は、水で濡らして硬く絞ったタオルなどで拭き取ってあげると綺麗になります。 また、ホワイトなどの薄い色のコーティングは、汚れや色が目立ちやすい傾向があります。 お洋服が色落ちしやすいものだと色素がハンガーに浸透して拭いても取れなくなってしまうことがあります。濡れた状態だとさらに移りやすくなりますので、ご注意ください。 これは洋服の色がハンガーに移っているだけで、ハンガーの色がお洋服に移るということはありませんので、ご安心ください。
当店の人気アイテム◎
いかがでしたでしょうか。 少しネガティブに響く点もあるかと思いますが、マワハンガーをご愛用いただく上で避けては通れないポイントを詳しく説明させていただきました。 ちょっと残念に思うか、さらに愛していただけるようになるか、私の筆次第だったかもしれませんが一生懸命書きました。 ドイツ・マワ社とは常に情報を共有し品質改善について議論しています。 日本人の品質に対する感覚は時に理解されづらい点もありますが、粘り強く耳を傾けてくれるメーカーはとても心強いです。 これからも公式店として、豊富な商品知識のもとに万全の品質管理を行ってまいります。 感想やさらなるご質問などございましたら、お聞かせいただけますと嬉しいです。 それでは、また次回のコラムでお会いできますように。