和歌山県紀南地方のしらす漁は、他産地と比べて小規模で漁を行っています。禁漁期間などは無く、一年中しらす漁が行われています。
小規模漁のため、漁師さんは水揚げ量重視ではなく、しらすの鮮度を重視して漁を行っていまうすので、高鮮度なしらすが水揚げされます。
水揚げされてセリが行われます。セリ落としたしらすを急いで加工場に運びます。セリが終了してから15分~30分でしらすが釜に投入されます。
しらすの獲り方は、全国的に行われているバッチ網漁という漁法です。
鮮度を重視してしらす漁を行っているため、網を引っ張りまわす時間を短くしています。あまり長い時間引いてしまうと網の中に入ったしらすの鮮度が落ちてしまいます。
鮮度の良いしらすは食感がツルツルしており、口にいれても1尾1尾の存在が感じられます。
当店の釜揚げしらすの加工は、全て手作業で行っています。
近年、しらすの釜茹では大量生産が可能な自動釜で加工されていますが、当店では、創業当初から変わらない100ℓの大釜で釜茹でしております。
季節により塩分濃度、茹で時間も調整します。しらすに混ざった異物やしらすの状態に合わせて丁寧に加工することができます。
釜茹での終わったしらすを冷まします。
しらすに混ざることのある鋭利な海洋生物を目視で除去、金属探知機、しらすの保管時の温度管理など、品質の最終管理を行います。
この機会に、是非、増冨商店のしらすをご賞味下さい。
皆様の来店を心よりお待ちしております。