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紙のサイズについて

公開日:2025/01/20 更新日:2025/01/20
日常で使用する紙のサイズではA4やA3、B5 L判をよく使われることが多いかと思います。 ここでは詳しく紙のサイズをご説明させていただきます。
1.初級編 
日常使用する紙のサイズ(A4・A3・L版)について 紙のサイズはA4やA3、B4、B5など色々なサイズがありますが、それぞれの紙のサイズって数字で見てもわかりにくいですよね。 そこで、各サイズで身近に使われている紙製品を選んでみました。
2.中級編
A列・B列のルール 初級編でご紹介した、A4やB5といった紙のサイズにはきちんとルールがあります。 A列・B列にある数字の1~10はA0(B0)を基準として何回半分にしたサイズなのかを示していて、 数字が大きくなる度に紙のサイズは半分ずつ小さくなります。 A3からA4は半分とれるので2つ、A5は半分にしてさらに半分にするので4つ取れる事になります。 A列とB列でどれかひとつサイズを知っていれば、その用紙サイズを半分もしくは倍にしていく事で 他のサイズもほぼ解ります。※1 使う事の多いA4(210mm×297mm)・B5(182mm×257mm)を覚えておくと便利ですよ。 なお、この紙のサイズは縦横の長さの比が1:√2の「白銀比」という比率になっています。 「白銀比」は古来から使われていた美しく使いやすい長方形の比率で、白銀比の紙の長い辺を 半分に切ったらまた白銀比になります。それをまた半分に切ってもまた白銀比になるという紙 を無駄にしない比率になっています。 ちなみにこの白銀比は、大和比とも言われ日本で発祥した古くから日本建築で使われている比率です。 法隆寺の金堂、五重塔にもこの白銀比が使われています。 また、A列もB列も同じ「白銀比」になっていますのでコピー機で拡大縮小する時もスムーズなのです。
なお、A列はドイツ生まれの国際規格で現在の主流です。B列は江戸時代の美濃紙に由来する日本のオリジナル規格になります。 これらA列・B列のサイズはJISによって定められています。 ※1:規格寸法は1mm未満の端数が出た場合その端数値が切り捨てられるため、単純に短辺を倍にすることによりサイズを上げていくと規格寸法の数値に誤差がでます。A5(210×148mm)を倍にしたら210×296mmになるため、A4(210×297mm)に1mm足りなくなります。
3.上級編
全判について 「全判」「全紙」などはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、中級編のA列やB列の紙や紙製品は、この全判といわれる寸法から作られます。
A版に近い寸法にキク判があります。なぜこんな近い寸法があるかというと、例えばA5サイズ小説などはA判からでも作れるのですが、 一般の印刷機は家庭用プリンターの様にフチなし印刷ができません。 A4のサイズの写真集を作る場合などはA4より少し広い範囲まで印刷し、最後にA4に仕上げることで全面フチ無し印刷になります。 キク判はA列の冊子を作るために必要な、46版はB列の印刷物を創るために必要な余白が確保されている紙なのです。 これら全判のサイズはJISによって定められています。
4.番外編
紙の目について 紙で何かを創る場合、製品作りに大きく影響してくるのが紙の目です。 機械で紙を作る時、パルプといわれる細長い繊維を一定方向に流しながら紙を作ります。 この時、繊維が向きが一定方向に並びます。この並んでいる繊維の方向が紙の目になります。
折る
破る
丸める
縦横をそれぞれ折り曲げてみると、素直に折り曲げられる向きと抵抗のある向きがあります。素直に折り曲げられる方向が紙の目の方向です。 例えば製品を作る際に、A4サイズの2つ折りのパンフレットを作る場合、A3の紙に印刷して長辺の真ん中を折りますよね。その場合、A3の長辺の真ん中を折るのでA3の「Y目」の紙を使うのが一般的です。 名刺は一般的にT目のほうが紙がシャキッとするため良いとされています。 このように、紙製品を作る場合、紙の目はとても重要です。
更新日01/3101/2401/30集計
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