魚突き専門店が考える、ロングフィンの特徴や選び方を徹底解説!
公開日:2025/04/02 更新日:2025/04/05通常のフィンの長さは、50cm~70cm程度が一般的です。ブレードの素材は硬く、頑丈なつくりのものが多いのが特徴です。主に重器材を背負って潜るダイビングでよく使われることが多いです。
一方、ロングフィンは80cm~100cm前後あることが多く、一般的なフィンに比べてとても長いです。特徴としては、「軽い」「しなやか」キックの力も軽く済むので、スキンダイビングやフリーダイビング、魚突き(スピアフィッシング)でよく使われます。
その他にも、ドルフィンスイム、シュノーケリングなどにも用いられております。
全てのマリンスポーツにおいて共通するロングフィンの特徴としては、「水中に長く・深く滞在する」ということになります。
近年では、写真写りもめちゃくちゃ良いので、インスタ映えするような写真が撮りやすいのもロングフィンです!
ロングフィンは超初心者には扱いが難しいので、基本的な「エントリー」「耳抜き」「フィンキック」をマスターしてからロングフィンをおすすめします。
🌊【ブレード】
ブレードは、水流を作り出すための最も重要な要素です。材質・寸法(長さ、幅)・形状・角度など、メーカーで様々な商品が考案されております。ブレードはロングフィンを選ぶ際に最も重要な要素です。
🌊【フィンポケット】
フットポケットはブレードとご自身の足を結合する部分です。各メーカーで販売されており、多くはラバーゴム製を採用しております。メーカーによって構造は大きく異なり、「軽いもの・重いもの」、「伸びる・伸びない」など幅広いです。
通常ブレードとフィンポンケットの角度が同じであれば、取り付けることができます。
①ブレードとフットポケットが接着剤で固定されている場合
②ネジなどで固定されている場合前者の場合
大きく分けるとこの2パターンとなります。
①の場合はフットポケットの交換が非常に困難です。
②の場合はネジ穴が一緒でないとブレードに新たな穴を開ける必要があり強度が弱くなってしまいます。各メーカー基準の商品を推奨します。※フットポケットを交換する場合は、同じ種類のものを使用する必要があります。
🌊【ウォーターレール(リブ)】
ウォーターレールは、ブレードの両端についたゴム製のもので、水流をより作り出すために設計されております。一般的にブレードと一体型となっていることが多く、取り外しは困難なので、メーカー商品のみを使用することをおすすめします。
ロングフィンを選ぶ際に、最も重要なことは、ブレードの材質です。材質によって泳ぎ方が大きく異なるためです。一般的には、「ポリプロピレン(プラスチック)素材 < グラスファイバー素材 < カーボン素材 」の順で、金額が高くなり、ブレード自体の重さが軽くなっていきます。水の中で、キックをしたときもこの順番で軽くなっていきます。
🏄【ポリプロピレン(プラスチック)製】
最も安価で初めての方向けのロングフィンです。プラスチックの特徴は、材料費がとても安く、その他のブレード素材と比べると圧倒的に価格が安い点です。
各メーカーでは、流体力学の研究により、推進力が高い形状や角度で設計されております。近年では低価格・高品質なフィンが開発されており、漁師などの経験者の方にも素潜りなどで好評です。
🏄【グラスファイバー素材】
グラスファイバーは、ポリプロピレン(プラスチック)と比べると、とても柔らかく粘りがあり、少ない力で水流を作り出せます。カーボンファイバー製と比べても安価なので、大変人気のある素材です。グラスファイバーは、主に航空機、船舶などに利用されている素材です。高い強度で、劣化がしにくく、軽量という特徴があります。
万人受けするタイプの素材なので、幅広い層の方におすすめです。水深20m以内で遊ばれる方にとても良いです。またスキンダイビングやシュノーケリングなどにおすすめです。※フリーダイビングの競技として利用している方は少ないです。
🏄【カーボンファイバー素材】
カーボンファイバーは、各メーカーで最高峰の素材として開発しております。高価ではありますが、フリーダイビングなどの競技では必須のアイテムなので、ワンランク上の潜水をするために必要なものです。
炭素繊維(カーボン)で、耐久性がとても高く軽量なため、戦闘機・航空機、釣り竿など強度を求められる場所に利用されております。スピアフィッシングで利用する場合は、磯周りで岩にブレードをぶつけることもあるため、気を付けなければいけません。
カーボンファイバーは、高弾性・高反発かつ軽量なので、フリーダイビングなど酸素の消費量を極力抑えるスポーツには最適です。深場からの浮上に適しています。より深く長く潜りたい方、最小のエネルギーで最大のパフォーマンスを求めるダイバーに最適です。
ロングフィンを使う目的・用途によってブレードの硬さを選ぶ必要があります。
①フリーダイビングは一定方向に、可能な限り少ない酸素消費量を目的として潜るため、最も柔らかいブレード素材を推奨しております。
②スピアフィッシングは、ある程度水中を横方向に進んだのち、待機するか更に潜って獲物を狙うため、酸素消費量が多少あっても少し硬めのフィンをおすすめします。
※スキューバダイビングのフィンとは考え方が異なります。
ロングフィンの場合は、「柔らかい素材のフィン=推進力が少ない」ではありません。
「柔らかい素材のフィン=酸素消費量が少ない=深く潜れる」という考え方になります。
ブレードの角度は泳ぎ方に繋がってきます。泳法は大きく分けると2つに分類できます。
①ドルフィンスイム:両足キックを行う
②バタ足:交互に足を動かす
ドルフィンスイム向けの場合、ブレード角度は浅く設計されております。またバタ足向けのブレード角度は少し深くなっており約30度前後です。
✅まず目的と用途をしっかりと決めたうえでブレードの素材・硬さを選ぶ。
✅初めての方は、安価なポリプロピレン(プラスチック素材)がおすすめ。
✅既にロングフィンを使用されている方は、ワンランク上のグラスファイバー、更にカーボンファイバー素材で推進力を経験してください。