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マヌカハニーの重要成分 DHAについて

公開日:2024/10/21 更新日:2024/10/21
DHAってなに?
マヌカハニーに含まれる抗菌活性成分(MGO)の元になる成分です。 DHAはジヒドロキシアセトンの略で、一般に知られる魚の油とは意味が異なります。
MGOの元ってどういうこと?
DHAは時間の経過とともにMGOに変化していきまして、専門的な言葉では、DHAはMGOの前駆体ということになります。 収獲されたばかりのマヌカハニーは、(固体による部分はありますが)DHAからMGOへの変換が十分でなく、MGOの数値は低いものとなっています。 このためメーカーは収穫したマヌカハニーを、一定期間寝かせてMGOの上昇(MGOが増える)を待ちます。 このマヌカハニーを寝かせる工程は、言い換えるとDHAがMGOに変換されるのを待っているとも言えます。
DHAと加熱の関係
マヌカハニーはMGOの上昇を待つために一定期間寝かせると書きましたが、実はこの期間を短縮する裏技があります。 実はDHAは、加熱をするとMGOへの変換が早くなる特徴があります。 しかし・・・加熱で変換が促進されたマヌカハニーのMGOは、割と早期に消失することが分かっています。 これは大きな問題になりますので、もう少し詳しく書いてみます。 例えばUMF10+という商品があったとします。これが加熱によって変換が早められたものである場合、賞味期限内であっても、UMFの数値が低下している可能性があります。 加熱によってDHAからMGOへの変換が促進されたマヌカハニーは粗悪品といって良いと思います。どうかお気をつけくださいませ。
UMF協会が定めるDHAの基準
UMFマヌカハニーを管理するUMF協会では、加盟者へDHAの検査を義務付けています。 UMF協会が定める規定量は以下のとおりです。 ★UMF5+  DHA150mg/kg以上 MGO83mg/kg以上 ★UMF10+ DHA250mg/kg以上 MGO261mg/kg以上 ★UMF15+ DHA400mg/kg以上 MGO512mg/kg以上 ★UMF20+ DHA500mg/kg以上 MGO826mg/kg以上 DHAの規定量はグレードによって異なりますが、私の観点からは少し物足りないものになっています。
DHAは、なぜ重要なのですか?
MGOは熱に強い物質と言われていますが、光や熱によってダメージを受けることが分かっています。 そのようにMGOがダメージを受けた場合でも、そのマヌカハニーにDHAが豊富に含まれていれば、DHAからMGOへの変換が並行して行われているので、MGOの量は減少せずに済みます。 逆にDHAの量が少ないと、賞味期限内にMGOが減少する(UMF値が減少する)可能性が考えられます。
DHAに関するグリーンベイのこだわり
DHAの含有量は製品本体に記載されるものではありません。 しかし私は、少し極端な言い方をしますと、DHAの含有量を見れば製品の良心が(ある程度ですが)分かると思っています。 グリーンベイのマヌカハニーは原則として各グレード、製品に含まれるMGO量の【2倍前後】のDHAが含まれていることを確認しています。