マヌカハニーの重要成分 MGOについて(選びかた2)
公開日:2024/10/10 更新日:2024/10/10マヌカハニーの最大の特徴は、独自の【抗菌活性】があることです。
この抗菌活性のもとになる成分が、メチルグリオキサール(通称MGO)です。
ひとことで言うと、グレードとの関係は大アリです。
UMFやMGSの値は、マヌカハニーにMGOがどれだけ含まれるかで決まります。要はMGOが多く含まれるほど、グレードの高いマヌカハニーになります。
【余談】
2006年まで、UMFの値はフェノール検査法という方法で測定していました。しかしこの方法は測定値に若干のブレがあったようです。
このため現在ではMGOの量を測定して、UMFの値に換算する方法を採っています。
【余談2】
実は過去に、現地のメーカーはある理由でUMF派とMGO派で対立していましたが、現在はMGO派の代表であったメーカーがUMF協会に加盟し、この問題は解決しました。
こちらをご参考にしてください。
マルチフローラル MGO30~50㎎/kg以上
UMF5+ MGO83mg/kg以上
UMF8+ MGO181mg/kg以上
UMF10+ MGO261mg/kg以上
UMF15+ MGO512mg/kg以上
UMF20+ MGO826mg/kg以上
上の関係をご覧いただくと、UMFとMGOの数値が比例していないことが分かります。
よく見ると次のことが言えます。
<ポイント1>
UMF10+はマルチフローラルの5~8倍以上MGOが含まれている
<ポイント2>
UMF15+はUMF10+の2倍以上MGOが含まれている
<ポイント3>
UMF20+はUMF10+の3倍以上MGOが含まれている
私はこれまで現地で30社以上のメーカーを訪問してきました。そのなかで、必ずこの質問をするようにしています。
回答として最も多かったのは【8+】か【10+】以上というものでした。
マヌカハニーの論文は沢山発表されていますが、その多くは検体に【10+】を使用していることから、このことは当たっていると思います。
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ちなみにグリーンベイで1番人気のある【15+】は10+の2倍以上のMGOが含まれています。
このためMGOあたりの価格は【15+】が最もお得になっています。