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敏感肌のパジャマの選び方

公開日:2024/12/07 更新日:2024/12/07
自分は敏感肌じゃないと思っていませんか? 実は、季節やストレス、年齢を重ねることなどにより、今まで着たり、使っていたものに違和感を感じることがあります。 年齢やストレス、周りの環境の変化などにより、知らないうちに肌が敏感になり、昨年まで着れていたパジャマが刺激を与えているのかもしれません。 敏感肌の方のパジャマの選び方をまとめてみました。
1.刺激の少ない、天然繊維がおすすめ
敏感肌とは、肌がピリピリしたり、ツッパリ感があったり、乾燥を感じ、かいたり、赤身をおびたりする肌が敏感になっている状態のこと。 本来、肌を乾燥や紫外線などの外部刺激から守る為、適度な水分を保ち、それを蒸発させないように皮脂が保護する役割であるバリア機能が低下しています。肌が敏感になっている時には、刺激の少ない肌触りのいい天然繊維のパジャマがおすすめです。化学繊維がウール(毛糸)などはチクチクしてしまうので避ける方がいいでしょう。 また、冬はお肌が乾燥し敏感肌になりやすい季節です。化学繊維は静電気が発生しやすく、埃を吸着しやすいのも肌にはよくありません。さらに静電気によって肌の角質層を傷つけ肌トラブルの原因になってしまうことも。化学繊維による接触アレルギーを起こす場合もあるので注意が必要です。
2.綿とシルクのメリット、デメリット
綿とシルクもそれぞれメリット、デメリットがあります。汗をかきやすい方はシルクがおすすめです。動物性アレルギーなどの心配がある方は綿のほうが安心かもしれません。今の肌の状態にあった素材選びが大切です。
綿のメリット・デメリット
・吸水性が高く、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれます。 ・保湿性、通気性にすぐれています。 ・植物由来の素材のためアレルギーがおこりにくい。 ・速乾性が低く、汗をかいた状態でずっといると雑菌が繁殖しやすい。 ・肌触りにも品質によりいろいろ。
シルクのメリット・デメリット
・人間の皮膚と同じタンパク質でできているので、肌なじみがよく刺激が少ない。 ・綿の約1.5倍の吸放湿性があるので汗をかいても乾きやすい。 ・高い保湿性で乾燥からも肌を守ってくれます。 ・摩擦に弱く、デリケートな素材。 ・動物由来繊維のため、アレルギー反応が現れることもある。 ・肌触りにも品質によりいろいろある、一般的に高価
3.敏感肌にはガーゼがいいの?
よくガーゼのパジャマに「敏感肌におすすめ」と記載があるものがありますが、なぜガーゼがいいのでしょうか?ガーゼとは目の粗い(1インチ2.54cmあたりのタテ糸とヨコ糸の合計本数が100本ほどの)平織物に仕上げた布のことです。目が粗いので通気性、吸汗性がよく、軽くて柔らかいので、敏感肌でも安心して使えます。織り方のことを指すので、化繊のガーゼもあるので注意が必要です。 また、同じガーゼでも、生地をひっぱりながら織ると硬くなるので、生地によって柔らかさはまちまち。洗えば洗うほど、使えば使いこむほど柔らかさが増すのが魅力です。ガーゼは二重、三重と重ねるごとに空気層ができて、夏は涼しく、冬は暖かく感じますが、かさが増えると重み増し、洗濯しても乾きにくくなるので、ただ重ねるだけがいいとは限りません。
4.パジャマのデザインや色選びも大切
フリルやレースなど刺激になるものはさけ、できるだけシンプルなデザインがおすすめです。パジャマの生地を染める際の染料薬品が残っていると肌に刺激を与えます。 海外製の衣料品で臭いが気になったことはないでしょうか?それは染料の洗いが不十分で臭いが残ってしまっていることが考えられます。日本で染色された生地は管理体制や規制がしっかりしているため、染色後しっかり染料を洗い流し、生地に薬品が残りにくいので安心してお使い頂けます。昔は染色工場の隣には池があり、染料をおとしきったきれいな水に鯉を飼って水質の目安にしていたそうです。特に刺激が気になる方は、染料などの化学薬品を最初から使っていない無染色のものが安心です。
5.まとめ
敏感肌には化学繊維やウールなどの素材はさけ、肌に刺激を与えにくい、綿やシルクの素材がおすすめです。また、肌がムレて肌荒れを起こさないよう通気性がよく柔らかいガーゼ織りのもの、シンプルなデザインのパジャマをお選びください。特に肌が過敏になっている場合は、素材に使われている農薬や染料などの化学薬品にも配慮できると安心ですね。
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