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冬の快眠のコツ

公開日:2024/12/26 更新日:2025/01/10
冬の夜、人によっては寒くて眠れない!という方もいらっしゃいます。でも暖房やストーブをつけっぱなしで寝ると体に悪そうだし、電気代もかかるし、火事の危険も…。今回は冬の夜、「暖房」「パジャマ」「寝具」を上手く使って快眠するコツをご紹介します。
1.冬の最適な睡眠環境とは
大手住宅メーカーの調べによると、冬の寝室の温度は10℃前後が多く、廊下で8℃くらいのようです。そして、日本睡眠科学研究所では、理想的な寝床内温度・湿度は「温度33±1℃」「湿度50±5%RH(※)」を推奨しています。つまり冬の室内温度を考慮して、理想の寝床内気候をつくるために、暖房・お布団・パジャマをどのように組み合わせるかがポイントです。 暖房を付けなくても保温性の高い羽毛布団やパジャマを着ることで理想の寝床内気候をつくることは可能です。また、寝床内温度・湿度と、衣服内温度・湿度(服と皮膚との間の温度と湿度)、皮膚表面温度はまた別なので、同じ条件下(室内温度と寝具)でも人によって温かさの度合いには個人差が当然あります。 ※RH…Relative Humidityの略称で相対湿度のことです。ある温度状況下において、最大限含むことのできる水分量に対してどの程度水分を含んでいるかを示す値です。
快適な睡眠環境
2.暖房をつけっぱなしで寝るメリット
快眠のための理想的な室内温度を維持できる
快眠を得るための理想的な室温は、16℃~19℃程度だと言われています。冬の室内温度は10℃前後のため、暖房をつけることで室内温度を調整できます。 羽毛布団などで寝床内温度が適温にできても、室内温度が低いと、呼吸することで口から冷気から入り、内臓が冷えてしまい、体温を下げてしまう可能性もあります。
暖房をつけるメリット
ストレスのない寝具選びができる
室内温度が低い状態で、寝床内気候を最適にするためには保温性の高い布団やパジャマを選ばなければいけません。 保温性の高い掛け布団は重量が重くなってしまう可能性が高いです。もちろん軽くて保温性の高い掛け布団もありますが、高価なものになってしまいます。 パジャマの素材でも保温性の高い生地は重量のある厚みのあるものになる傾向があります。重量があり、厚みがあると寝返りに負担がかかったり、肩こりなどの原因になってしまいます。 その点、室内温度を快眠しやすい設定にできていれば、寝具やパジャマは比較的保温性は低くても、軽くて寝返りなどのしやすい体に負担がかかりにくいものを選ぶことができます。
3.暖房をつけっぱなしで寝るデメリット
乾燥による風邪などの感染確率が高まる
冬場はもともと空気が乾燥している上、暖房をつけることでさらに室内が乾燥してしまい、室内の湿度はかなり低下してしまいます。乾燥することで空気中のウイルスや細菌が移動しやすく体内に侵入しやすくなってしまいます。
トラブル
乾燥による喉の痛みや肌荒れの原因にも
寝ている間は水分補給などもできないため、朝起きたときに喉が乾燥し、痛みを伴うこともあります。これがひどくなった場合には軽度の脱水症状や、頭痛などを引き起こす可能性もあります。 また、口や喉は湿り気があることで、体内にウイルスや細菌の侵入を防ぐ役割を果たしているのですが、乾燥することで風邪やインフルエンザにかかるリスクが高まるといえます。 冬はただでさえ肌が乾燥して、かさかさになってしまいますが、より乾燥させてしまい、ひび割れなど肌荒れなどの原因にもつながります。
4.冬のパジャマと寝具選び
暖房をつけてお休みになる方は...
快眠のための理想的な室温である16℃~19℃に暖房で調整している場合は、布団やパジャマはそこまで保温性が高いものを選ばなくても問題ありません。 掛け布団は適度に保温性があり、できるだけ軽いものを、パジャマは寝返りがしやすく適度な保温性と厚みのもので良いでしょう。具体的には春秋ものでおすすめしている、体温調整をしてくれる「ダブルガーゼ」や、伸縮性がある「天竺ニット」などです。
暖房をつけずに寝る方は...
冬は電気毛布を使わないと「寒くて眠れない!」という寒がりな方は掛け布団はできるだけ保温性が高いものを選び、それでも寒い場合は毛布なども使って調整しましょう。パジャマは当店でも一番保温性の高い「裏起毛スウェット」がおすすめです。 そこまで寒がりではない方でも電気毛布などは使わないまでも、出来るだけ保温性の高い羽毛布団などを選び、パジャマで温度を調整することがおすすめです。 一番温かい「裏起毛スウェット」をはじめ、2番目に温かく通気性の良い「3重ガーゼ」、3番目に温かいフィット性があり体温を逃がさない「スムースニット」などがおすすめです。
また、当店で取り扱っている素材は基本的に綿などの天然素材です。いくら温かいものでもフリースなどの化学繊維は吸湿性がないため、蒸れてしまいます。吸湿性の高い天然素材を選びましょう。
暖房なしで寝る場合
5.まとめ
暖房をつける最大のデメリットはやはり乾燥です。いくら軽い布団などで済ませることができるといったメリットがあったとしても乾燥によるデメリットの方が多いのではないでしょうか?生まれて間もない乳児と一緒に寝るなど特別な理由がない場合は出来るだけ寝るときは暖房をつけることは避けることがおすすめです。 また、暖房をつけてもつけなくても冬は乾燥するため、加湿器などで湿度を調整することが大切です。そして、同じ環境でも人によって寒い暑いは個人差があるため、自分に合った保温性の布団を選びましょう。そしてパジャマでさらに体温調整することがおすすめです。
バレンタインデー