グニラさんとのFIKAの時間「スウェーデンのクリスマスの迎え方」#06
公開日:2024/12/17 更新日:2024/12/17日本やアメリカのクリスマスでは、子ども達への贈り物として、サンタクロースが枕もとにプレゼントを置いてくれたり、ぶら下げた靴下の中にプレゼントを入れてくれたり、ツリーの下にプレゼントが積み上がっていたりするものですが、スウェーデンのクリスマスでは、クリスマスに集まる家族全員が全員に対してギフトを用意してプレゼントし合うのだそうです。
「お金をかけたプレゼントじゃなくていいの。手作りのものでもいいのよ。心がこもっていれば嬉しいじゃない?」と言いながら、グニラさんが昔、下の娘さんからもらったという手作りのクリスマス飾りを見せてくれました。
もちろん今でも現役のクリスマス飾りです!
アドベントから始まり、待ち望んだクリスマス当日を家族みんなで祝う楽しい時間は、かけがえのないものということがとても伝わってきます。
スウェーデンのクリスマスは、年を越えた1月13日の「聖クヌートの日」まで続きます。
クリスマスツリーもこの日までは出したままにしておくそうです。
家族で過ごしたクリスマスの楽しい余韻が長く続いてくれるのは嬉しいですね。
「普段、神社やお寺に行かない人でも、お正月には行ったりするでしょう?スウェーデンでも、いつもは教会に行かない人でも、この時期には行く人が多いのよ。」とグニラさんが教えてくれます。
「私の母は、大掃除もクリスマス前にしていたわね。」
スウェーデンの人々にとってのクリスマスは、日本のお正月に近いのかもしれません。
準備をして家族でゆっくり過ごす時間も、皆の健康や幸せを願うことも、そこに流れる精神には似たものがあるように感じます。
日本に浸透しているクリスマス文化とはまたちょっと違うスウェーデンのクリスマスの過ごし方。
雪景色の中、家々から洩れる暖かな灯りが点々と見える光景を思い浮かべることができました。
クリスマスの知識が更新されて、毎年の12月をこれからもっと楽しめる気がしています。