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Ocean Leather(オーシャンレザー)

公開日:2024/10/10 更新日:2025/02/20
始まり 創業者は、魚好きが高じて水産業に従事していました。そこで、魚を捌く際に皮や鱗などが大量の廃棄物として処分されているのを目の当たりにし、これらを何か有効活用することはできないだろうか。と日々考えるようになったのが始まりでした。 出会い 休日によく行く釣り具屋を訪れた時、入り口にある魚の剥製に目が留まりました。今まで気にはならなかったが、この美しく逞しい剥製(はくせい)はどうやって作っているのだろう、何かヒントになるかもしれないと剥製について調べ始めました。 誕生 魚の剥製は、皮に防腐処理【鞣し(なめし)】を施して作られていることを知り、同時に「この方法を応用すれば、魚の"革"が作れるんじゃないか。」と思いついたことで、フィッシュレザーが誕生しました。実際にはフィッシュレザーができるまで何度も実験と失敗を繰り返し、たくさんの方々の協力のお陰で、ブランド創設までに至りました。 皮から革へ processing method 職人の手により10以上もの工程を経て魚の皮は“革”へと変化していきます。すべて手作業で行うからこそ、同じ魚で同じ染料を使用しても、模様や色味が少し違い、表情も変わってきます。魚の皮が美しい革へと生まれ変わるまでを少しお見せします。
01.皮の処理 本来なら捨てられる魚の皮を漁業者から頂きます。 魚体から皮を剥がす際に、取り切れなかった余分なお肉や脂を、包丁で綺麗に削ぎ落していきます。 包丁で落としきれない脂分や余分なたんぱく質を、脱脂用の液に浸け約1週間~1ヶ月ほどかけて除去します。この工程を丁寧に手作業で行うことで、革になったときに生臭さがなくなります。 02.染色 皮を綺麗にしたら、植物タンニンと呼ばれるお茶や柿などに含まれる渋み成分を使って、皮から革へ変化させる「鞣し(なめし)加工」を行います。植物タンニン鞣しは、環境負荷が少なく、紀元前から続いていると言われています。 この植物タンニンを約1週間~3週間かけて浸透させていきます。 染色をする際は、革用の高級染料を調合し、美しい色合いへ染め上げていきます。 次に、オイルを革中に浸透させ、柔軟な質感に仕上げていきます。 手でもみほぐした後、ゆっくりと自然乾燥をさせていけば完成です。 こうして、一つ一つの工程を丁寧に手作業で行うことで、洗練されたシンプルで美しい美しい革になります。
においについて 魚の皮を使用しているので、やはり生臭いのでは?と思われる方が多いかもしれません。フィッシュレザーは、そんな魚臭さを解消するべく、臭いの原因である脂分を加工の段階で除去し、牛革に似た加工法で製造するため、一般的なレザー製品とほぼ変わらない匂いになるのです。 強度について フィッシュレザーは牛革を超える強度があります。その秘密は、クロスハッチ繊維という特殊な構造によって、繊維一つ一つが複雑に絡み合っているため、薄くても強い強度を保つことができるのです。 ※牛革と魚革を同一の厚みにし直線的に引っ張った場合
環境にも優しいサスティナブルな素材でもある 『フィッシュレザー』 革加工でよく使用されるクロムなどの重金属を含んだ廃液は、健康や環境に悪影響を及ぼします。Ocean Leatherは海の環境を守るために、クロム鞣しなどの重金属類を使用する鞣し方法を選択肢から外し、よりナチュラルで環境負荷が少ない植物タンニンを採用しています。 食品ロス削減と水産業従事者の収入改善 魚は捨てられてしまう部分が多い食品です。例えば、一匹の魚からお刺身を作るときには、一匹の重さの約60%の部分が廃棄されています。魚の皮の重さは、魚の重量に対して約2%前後。以前は捨てられていた魚の皮を、"フィッシュレザー"へ変化させることで、食品ロスを削減することができ、さらには皮を買い取ることで、漁業に従事する人々の収入改善にも繋がります。