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エイジングの骨格を担う崇高なオリジナルセルビッチデニム

公開日:2025/01/10 更新日:2025/01/10
ストライクゴールドのジーンズの開発は、まず穿き込まれたエイジングをイメージすることからスタートします。 その思い描くエイジングを具現化するには、綿花の特性を考慮に入れながら産地を選定し、デニム生地の元になる糸を製作(紡績)をしなければなりません。 紡績する際は糸にどのくらいの撚りを掛けるのか、どのくらいのコシがあればよいのか、どんな太さで、どんなムラ形状かで、袋小路の迷路に入ったように行き詰りながら、限りない様々な可能性を検討されていきます。 その糸の紡績の後には、糸自体を思い描いた美しい縦落ちに昇華させるためのロープ染色が施されます。 同じロープ染色であっても、ストライクゴールドのロープ染色は、中白の部分が大きく、色落ちをした時のコントラストがハッキリと生まれるように工夫されています。 ロープ染色にて深いインディゴ色に染め上がった糸は、着用した時の穿きごこちを想像しながら、また、穿き手の身体への馴染み感をイメージして、そして穿き込むことで生み出すことの出来る極上の風合い溢れるインディゴの色落ちを感じれるように、熟練の職人の手によって旧式のシャトル織り機を動かせ、ゆっくりと丁寧に織り上げられていくのです。 実は、ストライクゴールドで採用するオリジナルのデニム生地は、極限られた職人の技術でなければ織り上げることはできません。 ストライクゴールドの生産拠点であるデニムの聖地と呼ばれる岡山であったとしても、限られた職人にしか織り上げることができません。 一般的に、同じ糸を使い同じ織り機を動かせて織れば、同じクォリティのモノが出来なければならないという常識は、ここでは通用しません。 なぜなら、ストライクゴールドの生地を織り上げる旧式のシャトル織り機は、数十年前の旧時代的なマシンだからです。 年代物で職人の手をひときわ煩わせるシャトル織り機は、それを動かす職人によって、同じ素材(糸)を同じ織り機にかけたとしても全く違った似ても似つかないデニム生地の表情の差が出てくるのです。 だからこそ、極限られた職人以外の手では、ほんの少しの調整や動かし方の違いで、ストライクゴールドのデニム生地の肝となる独特の表情が生まれなくなってしまうのです。
また、ストライクゴールドのジーンズは、長年の着用による風合い溢れるエイジングを最大の醍醐味として、世に送り出しています。 よって、この骨格とも言えるデニム生地は、シャトル織り機をただ動かしただけで簡単に形には出来るものではありません。 織り上げる熟練の職人とのデニムへの強い想いと繋がりがあってこそ、はじめてストライクゴールドの考えるオリジナルのデニム生地が生まれるののです。 だからこそ、ストライクゴールドのオリジナルデニムは、この世でほんの限られた職人のみに委ねられている希少で崇高なデニムなのです。
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