エストロゲンとは？エストロゲンの役割と効果

女性ホルモンの一種 エストロゲンの効果と摂り方

エストロゲンとは、女性ホルモンの一種で、卵胞ホルモンとも呼ばれています。 女性の健康や美容に大きく影響しており、「女性らしい丸みのある体を作る、骨量を保つ、肌や髪のツヤ・ハリを保つ」など様々な働きがあります。 エストロゲンは女性の健康維持はもちろん、美容面においても欠かすことの出来ないホルモンです。

女性ホルモンは、エストロゲン（卵胞ホルモン）と、プロゲステロン（黄体ホルモン）の2種類によってコントロールされています。 月経は、この2つのホルモンの変動によって起こります。

エストロゲンは、初潮を迎える思春期に急激に増加し、閉経を迎える更年期に急激に減少します。 年齢ごとに変化を持つエストロゲンは、女性にとって生涯、健康や美容を考えるうえで、とても重要です。

女性に嬉しい作用が多いエストロゲンですが、20～30代をピークに分泌量は減少していきます。 エストロゲンの分泌量が少ないと、「月経不順、月経前症候群(PMS)、肌や髪のトラブル、ホットフラッシュや頭痛・めまいを伴う更年期障害、骨粗しょう症」などといったトラブルを起こしやすくなります。

このように分泌量の変化により、ライフステージごとに様々な悩みが生まれてしまいます。

結論から言うと、エストロゲンの減少を止めたり、増やしたりする方法はありません…。 ただし、エストロゲンと似た働きをし、ホルモンバランスを保つ作用をするものがあります。 それが、「大豆イソフラボン」です。 大豆イソフラボンは、エストロゲンと分子構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれています。 また、大豆イソフラボンは体内で「エクオール」という物質を代謝します。 エクオールは、エストロゲンにより近い物質ですが、体内でエクオールを作ることができる人の割合は日本人の平均で50%-60%です。 大豆を食べる頻度によっては、エクオールを作れる割合が2倍近く違うとも言われています。 そういった意味でも、大豆を毎日食べることは女性にとって重要なポイントとなります。 エストロゲンそのものを“増やす”ことは出来ませんが、似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンを“補う”ことが出来るのです。 大豆イソフラボンが女性に嬉しい成分として知られているのはこういった理由があるからです。

食品安全委員会、2006年5月報告書では、大豆イソフラボンを含む特定保健用食品は、「1日上限摂取量を70～75mg(イソフラボン アグリコンとして)とし、食事に上乗せして摂取するトクホは、1日摂取目安量をイソフラボン アグリコンで30mgとする」としています。 また、日本人の平均摂取量は、6～22mg／日とされています。 豆腐や納豆を摂れば目安量の70～75mgを摂取するのは簡単なように思えますが、継続して毎日摂取するのは大変です。 また、大豆イソフラボンを摂ることだけを意識した食生活を送ると、栄養バランスが偏ってしまいます。 バランスの良い食事を心がけ、足りない分をサプリメントなどで補うことが効率的でオススメです！

1.大豆イソフラボンの過剰摂取は良くありません。 食事を見直し足りない分を補うために、1粒あたりの含有量が少ないものを選ぶと、調整しやすいのでオススメです！ 2.GMP認定工場では、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、適正な製造と品質の管理が求められます。 安心材料の1つとして、参考にしてください。 3.イソフラボンには、「グリコシド型」と「アグリコン型」の2種類があります。 グリコシド型イソフラボンから、吸収の妨げとなる糖が外れたものをアグリコン型と呼びます。 糖が分解されたアグリコン型は、グリコシド型に比べ、“素早く効率的に吸収”されます。 4.葉酸や亜鉛、ビタミンなど女性に優しい成分の他、多くの栄養素が配合されたものを選ぶと、バランス良く摂ることができ、効率的でオススメです！

①～⑦で述べたように、女性ホルモンを“増やす”ことは出来ませんが、“補う”ことは可能です。 ホルモンバランスを整えるために、バランスの良い食事・睡眠・適度な運動の他、サプリメントで大豆イソフラボンを補うなどのインナーケアが大切です。 また、アグリコン型のイソフラボンは、男性ホルモンの「テストステロン」とも分子構造が似ているため、男性が摂取することもオススメです！ ホルモンバランスは男性、女性共に、生涯に渡って大きな変化があり悩まされ続けますが、出来る範囲の対策を行い、上手に付き合っていきましょう。