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子どもの歯みがき特集

公開日:2024/09/10 更新日:2024/09/11
子どもの歯みがき習慣はいつから?
▼子供の歯磨きはいつ頃から始めればいい? 子供の歯磨きは、基本的には「乳歯が生え始めた頃」から始めればいいとされています。 しかし、それはあくまで「歯ブラシを使った習慣的な歯磨き」についてです。 お口の中を清潔に保つということに関しては、歯が生える前から意識しておく必要があります。 おっぱいやミルクを飲ませた際に、指にガーゼを巻いてお子様のお口の中を拭うようにしてお掃除してあげましょう。 こうすることでお口の中を清潔に保てますし、幼い頃から「お口の中を掃除する」ことに慣れさせておくことで、乳歯が生えた際にも比較的スムーズに歯磨きの習慣を身に着けられるようになりますよ。 ▼生え始めは、まず歯磨きに慣れされるようにしよう 乳歯が生え始めたら、歯ブラシを使った歯磨きの習慣を身につけていくことになりますが、ここで注意しなくてはいけないのが、無理やり歯磨きをしようとしないことです。 また、子供が嫌がるようであれば、歯ブラシを使わないほうがいいこともあります。 はじめのうちは、歯磨きというものに慣れさせることに意識を向けるようにしましょう。 子供用の歯ブラシを使い、ブラシをわずかに歯に当てる感じで始めることをおすすめします。嫌がる場合は中止してください。 嫌がるのに無理やり歯磨きを続けると、歯磨きが嫌いになり、習慣にさせるのが大変になります。 生え始めの歯磨きについては1日に何回やるかというような回数にはあまりこだわらず、子供の機嫌がいいときなどを見計らって行うといいでしょう。 ただし、睡眠中は細菌が繁殖しやすいので、夜寝る前については可能な限り歯磨きをするようにしてください。
子供の歯磨き方法について
乳歯が生え始めた頃の子供の歯は、お母さんが磨いてあげるようにしましょう。 子供の歯を磨く際の基本姿勢は、寝かせ磨きです。膝の上に後頭部が乗るようにして、お口の中を磨いていきます。 ペンを持つようにして歯ブラシを軽く握り、もう片方の手で子供の唇を優しくめくってあげてください。この際、子供が急に頭を動かすことがないよう、頭をしっかり固定しておくことが大切です。 歯磨きは、歯ブラシの先端部分だけが歯に当たるように意識しながら行います。 歯茎の部分にブラシが当たると子供が痛がりますので、歯茎部分にブラシが当たらないよう気を付けながら磨いてあげてください。 とはいえ、極端に歯茎を避けてしまうと、歯と歯茎の間に汚れが残りやすくなります。優しい力で歯茎と歯の間もしっかり磨くようにしましょう。 歯磨きをするようになったら、はじめのうちは子供用の歯ブラシを使うようにしてください。 大人用のものだとブラシ部分が大きすぎたり、ブラシそのものが固すぎたりするので子供にとって心地がいいものではありません。
子ども用の歯ブラシを選ぶ際のポイント
▼毛先が丸く加工されているものを選ぶ 子供用の歯ブラシの中には、ブラシの先端が丸く加工されているものがあります。 ブラシの先端が丸くなっていることによって、歯茎に当たったときの刺激が弱くなり子供も安心して歯磨きしてもらうことができます。 ▼子供が好きなデザインや色のものを選ぶ 好きな色や好きなキャラクターがあるという場合は、そのデザインが施された歯ブラシを選ぶようにしましょう。 好きなデザインの歯ブラシを使うことで、子供にとって歯磨きの時間が楽しいものになって、歯磨きを進んで行うようになってくれるでしょう。 ▼シリコン素材のものを選ぶ 歯ブラシにはシリコン素材を使ったものがあります。 シリコン素材は質感が肌に似ていますので、普通の歯ブラシをお口に入れるのが苦手なお子様でも、安心して受け入れやすくなります。 ▼6歳くらいまでは仕上げ磨きをしてあげる 年齢が上がるに従い、子供が自分ひとりで歯磨きをするようになっていきます。 しかし、子供だけでは磨き残しが出てしまうものです。 6歳くらいまではお母さんが仕上げ磨きをしてあげるようにしてください。 磨き残しが起きやすい場所は、上の前歯、歯と歯茎の境目、奥歯などです。仕上げ磨きをしてあげる際は、そのあたりを重点的に磨いてあげください。 その際も力の入れ過ぎはNGです。歯茎を傷つけてしまわないよう意識しながら、優しい力で磨いてあげるようにしましょう。
まとめ
小さい頃に歯磨きの習慣を身に付けさせてあげることで、抵抗なく歯磨きをしてくれるようになります。 幼いときに歯磨きをするようにすれば、虫歯菌が繁殖しづらい口になり、大人になってからも虫歯になりにくい強い歯になるものです。 歯ブラシに抵抗がある場合は、デンタルフロスをはじめてみるのもおすすめです。 実は、歯ブラシで磨ける部分は、歯の表面積の6〜7割です(歯の本数によって異なります)。残りの汚れは歯と歯の間にたまります。歯ブラシが通らないので、デンタルフロスで少し磨いてあげると、最も汚れがたまりやすいところをきれいにできます。 特に、歯と歯の間が狭くて、ぴったりついている上の前歯などは、積極的にフロスを使ってください。例えば、歯ブラシでうまく磨けなかったら、3日に1度はフロスだけでもよいかもしれません。ぜひフロスを試してみてください。 キシリトール100%のガム習慣や、ガムが噛めないお子様に1歳半頃からのタブレット習慣もよいでしょう。