ケース形状が上下非対称、通称マンタ”Manta ray”と呼ばれるケースが何と言ってもカッコいい。 しかもそれが革新的（変態的）デザイン全盛だった60-70年代のイギリス軍由来だと思うともうたまらない。 グリーンの文字盤、金針、茶革のフィールドウォッチという事でセイコーアルピニストと「少し」だけ悩んだが、こちらにして大正解だった。

アナログ、クォーツ、20気圧防水、スクリューバックのケースというとカシオのカジキダイバーが思い起こされる。こちらはそれにGMTとフランスの瀟洒なデザインを加えたものと思えば立ち位置がわかりやすい。 ［気に入った点］ 画像で見るより淡い明るい青のダイヤルにペプシカラーのベゼルというデザインは珍しい。この辺りの色使いが本当に美しい。早く夏の陽の下で見てみたい。ベゼルを赤青半々に塗り分ける意味はGMT機構あってこそなので単なるオシャレではないのも良い。分針がしっかり目盛まで届く長さなのも地味だが評価が高いポイントである。ここが短いとどんなに見た目がオシャレでも時計としてはイマイチになってしまう。 ［気になる点］ 竜頭はネジ込み式なのだが感触が若干頼りない。20気圧防水を疑う気はないがカシオほどのタフさはないかもしれない。