針とムーブメントを繋ぐパイプ

当店で販売するKATOMOKU時計の針は、加藤木工で自社製造をしております。 時計の針は、時刻の確認時に目にする外観パーツと、ムーブメント（機械部）に連結させるための「パイプ」と呼ばれる金属パーツの２種類からできています。 その２つのパーツをかしめて、時計針となります。

近年に導入した旋盤機を使って、「パイプ」の製造をしています。 パイプはほんの数ミリ程度の小さなパーツですが、針とムーブメントを繋ぐ非常に大切なパーツです。 以前は仕入れに頼っておりましたが、旋盤機によって自社での製造が可能となりました。 2024年の年末ごろには、通常で使用しているパイプとは別に、幅・厚みのある専用仕様のパイプが完成しました。（写真手前のパイプ） これにより、繋ぎの役割の他に外観としての役割も担うように。 時計の中心に位置する場所のため、針に隠れて見えにくい箇所ですが、芯の通った安定感・力強さも感じられるような印象となりました。 特にシンプルなデザインの時計との相性も良く、オリジナル性の高い仕上がりです。

２０２５年３月現在では、plywood clock 24「km-150」「km-151」の２種類の時計に専用パイプを使用しています。

・plywood clock 24 km-150

・plywood clock 24 Sサイズ km-151