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赤ちゃんにハチミツはいつから?危険性や注意点をわかりやすく解説

公開日:2025/03/18
赤ちゃんの離乳食において、どの食材をいつから与えるべきか悩むことは多いものです。特に天然の甘味料として人気のハチミツは、1歳未満の赤ちゃんには与えないよう注意喚起されています。この記事では、その理由や適切な時期からの取り入れ方について詳しく解説します。
乳児ボツリヌス症とは
乳児ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌の芽胞が腸内で発芽・増殖することで発症する疾患です。1歳未満の赤ちゃんは腸内環境がまだ十分に発達しておらず、善玉菌のバランスも整っていないため、他の年齢層と比較してこの菌が定着・増殖しやすい状態にあります。厚生労働省などの公的機関でも注意喚起がなされており、乳児の健康を守るために正しい知識を持つことが大切です。 症状としては、便秘や元気の低下から始まり、哺乳力の低下、筋力の低下、さらに重症化すると呼吸困難につながる可能性もあるとされています。
1歳未満にハチミツを与えてはいけない理由
1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えることが推奨されない主な理由は以下の通りです: - ハチミツには自然界に存在するボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性がある - 1歳未満の赤ちゃんの未熟な腸内環境では、この芽胞が発芽・増殖しやすい - 乳児の免疫システムはまだ完全には発達しておらず、細菌への抵抗力が弱い - 発症すると適切な医療ケアが必要となる場合がある 特に注意すべき点として、ハチミツを直接与えるだけでなく、ハチミツを原材料に含む加工食品や調理済み食品も避けるべきということが挙げられます。 ■ 加熱してもNGな理由 「加熱すれば安全なのでは?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。実はボツリヌス菌の芽胞は熱に非常に強く、一般家庭での調理で用いる通常の加熱温度(100℃程度)では完全に死滅させることが難しいとされています。 食品加工の現場では、121℃で3分以上の高温高圧処理(レトルト処理)を行うことでボツリヌス菌の芽胞を不活化させることができますが、家庭での調理ではこのような高温処理は実現困難です。そのため、加熱調理したハチミツ含有食品であっても、1歳未満の赤ちゃんには与えないよう注意が必要です。
更新日04/1104/0404/10集計
1歳を過ぎたらハチミツの楽しみ方
1歳を超えると腸内環境が発達し、ボツリヌス菌が定着しにくくなるため、適量のハチミツを楽しむことが可能になります。ただし、初めて与える際は少量から始め、アレルギー反応などがないか様子を見ながら進めていくことをおすすめします。 ハチミツを取り入れる際の工夫としては: - ヨーグルトに少量混ぜる - パンケーキやホットケーキに少量かける - フルーツサラダのドレッシングに使う - 温かい飲み物の甘味料として使用する また、ハチミツには様々な種類があり、それぞれ風味や色合いが異なります。お子さんの好みに合わせて、楽しみながら取り入れてみるのも良いでしょう。 なお、砂糖と同様に甘味が強いため、虫歯予防の観点からも適量を心がけ、与えた後の歯磨きも忘れないようにしましょう。
まとめ
ハチミツは栄養価が高く、自然由来の甘味料として魅力的な食品ですが、1歳未満の赤ちゃんには乳児ボツリヌス症のリスクがあるため与えないことが推奨されています。1歳を過ぎてからは、少量から始めて様子を見ながら、お子さんの食生活に取り入れていくことができます。 赤ちゃんの健康と安全を第一に考え、適切な時期に適切な量を与えることが大切です。食材の導入に関して不安がある場合は、かかりつけの小児科医や栄養士に相談することで、より安心して食育を進めることができるでしょう。 赤ちゃんとの食事の時間が、発見と成長の楽しい時間となりますように。正しい知識を持って、安全でバラエティ豊かな食事を楽しんでください。
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