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乾燥エビのオススメ保管方法

公開日:2024/10/24 更新日:2024/10/24
乾燥エビの保管の重要点
乾燥エビを保管するにあたり、以下の点に注意しなければなりません。 ◆パッケージの封がしっかりとされていること まず、外気に触れさせないためにパッケージの封がしっかりとされていることは必須です。 しっかりとチャックを閉める、もしくは密封容器に入れてください。 ◆温度が低いこと 温度が高いと微生物の活動が活発化します。 また、製品の香りは成分としてある脂分が関係しているため、温度が高いと香りがとんでしまいます。 ◆湿度が低いこと(乾燥していること) 湿度が高いと製品も湿気てしまい、カビや変色など品質悪化の原因となります。 そのため、温度が低く湿度が低い乾燥しているところが最適な保管場所と言えます。 では、冷蔵と冷凍ではどちらが良いのか?についてです。
冷凍庫の保管と冷蔵庫の保管
●冷蔵庫での保管 温度的にはまったく問題ありません。 しかしご家庭によっては、開閉回数も多くて他に保管している食品による影響などでも湿気が多くある場合があります。 ●冷凍庫での保管 冷凍庫内の冷気は、冷えれば冷えるほど水分量が減少して乾燥します。 また、乾燥えびはもともとの水分が少なくなっているため、冷凍保管した後に解凍したとしてもドリップとなって出てくるような水分もありません。 ちなみに弊社でも、乾燥えびをパッケージする前は-25℃以下に温度管理された自社内の大型冷凍庫で保管しています。
開封前から冷凍をオススメする理由
物質の中には自由水と結合水という水分が存在します。 ・ 結合水とは? 食品中の他の成分(タンパク質や炭水化物など)と水素結合で結びつき、分子の中を自由に動けない水です。 こちらは凍結せず、高温でも気化し難く、微生物の活動に利用されることもありません。 ・自由水とは? 分子間を自由に動き回ることができる水でして、微生物の活動に利用されます。 この水は0℃で凍結したり、常圧下では100℃付近で気化したりと一般的にイメージされる水と同じ性質を持ちます。 食品の品質を保つためには、この自由水の動きを無くすことがとても重要です。 そのため、弊社では最善の方法として、開封前からの冷凍保存をオススメしています。 もちろん、一般的な方法(開封前の常温保存や開封後の冷蔵保存)も、品質的には問題ございません。 蛇足ではございますが、もし湿気てしまったり少し匂いが気になる場合は、 フライパンなどで一度、乾煎りするのをオススメします。