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うつわの特性と、購入の際にご理解いただきたいこと

公開日:2024/12/23 更新日:2025/01/17
使い込むうちに、風合いや色が変化していくうつわ。 古くから、「うつわを育てる」といって、その移りゆく表情を楽しむ文化があります。 うつわの表情をつくるのは、量産品には見られない、斑点や、かすれ、釉薬のムラ、濃淡、形のゆがみ等など。 ひとつひとつ、大きさや色味の出方、形が少しずつ異なったり、個体差があり、全く同じものがないところが、手仕事ならではの魅力です。 そういったうつわ達は、窯元やメーカーの検品を通過した商品を再度検品し、良品とさせていただいております。 色合い・形・大きさなどの相違については、 なるべく実物と近いものになるように努めておりますが、閲覧環境により実物と異なって見える場合がありますので商品説明と合わせてご確認ください。 ここでは、うつわの特性と、当店が検品する際の一定の検品基準についてご紹介します。これらの特性についてご理解いただけますと幸いです。
ピンホール
素焼きをしたとき素地に残った空気や、有機物(ホコリなど)が、焼成後に小さな穴として残る場合があり、その小さな穴をピンホールといいます。 一般的には良品扱いとなりますが、当店では表面では2mm以上、裏面では4~5mm以上の目立つものは不良品として判断しています。 ※ただし、うつわの作風によっては、基準を超えていても、使用上問題がない場合は当店でも良品としています。
染み
粉引の商品は、特性上、油などが染みやすいためご使用前の目止め処理を推奨しています。 <目止めの方法> 鍋にうつわを入れ、米のとぎ汁を入れて15分ほど弱火で煮沸します。 その後、鍋のまま冷まして、水洗いでぬめりを落としよく乾かしてください。 また、簡易的な目止めとして、米のとぎ汁(または真水)にしばらく浸けておくだけでも効果があります。
鉄粉
陶器を焼く際に、陶土にもともと含まれている鉄分が窯の中で焼かれることによって酸化し、それが黒点となってうつわの表面に出ている状態が鉄粉です。 うつわの表情として鉄紛がでるようにする作家さんや窯元も多くあり、基本的には良品として扱っています。
貫入
陶磁器の表面に入る模様のようなヒビのことを貫入といいます。 貫入は模様として出す場合と、経年貫入といってうつわを使い続けているうちに自然に貫入が入ることもあります。 いずれも貫入が入り、使っているうちに変化していくことをうつわの表情としていますので、良品として判断しております。 ※貫入をあまり入れたくない場合は目止めを推奨します。
ブク
釉薬がはじけたような穴をブクといいます。 ピンホールと似ていますが、釉薬がかかっているところに出るのが特徴です。 3mm以上のものは不良品として扱っております。 ※ただし、うつわの作風によっては、基準を超えていても、使用上問題がない場合は当店でも良品としています。
色むら/釉薬むら
釉薬は、手作業でひとつひとつ丁寧にかけられているため、釉薬のかかり方が均一でない場合があります。
釉薬を施す際、うつわを手で持っていた箇所に、釉薬がかかっていない場合があります。 それらの釉薬の流れた跡や釉薬溜まりも、昔からうつわの「景色」として鑑賞の対象とされていますため、基本的には良品として扱っています。
釉薬はね・たれ
絵付けや染付は、職人さんや作家さんが一つずつ筆で丁寧に書き込んでいきます。 そのため、釉薬がはねてしまったり垂れてしまったりする場合がありますが、表面1mm程度のものは許容とし、良品として扱っております。
釉薬はがれ
表面に2mm以上あるもの、または裏面に5mm以上あるものは不良品として扱っております。 ※ただし、うつわの作風によっては、基準を超えていても、使用上問題がない場合は当店でも良品としています。