柿茶本舗では2015年より香川県坂出市で、かつて柿の果園だった耕作放棄地約3,300平方メートルを借り受け、整備、農薬検査を行い、農薬や化学肥料を一切使わない自然栽培に取り組んできました。
借り受けから3年目の2017年の夏からは新しい農地での収穫が始まっています。
耕作放棄地の活用は収穫量の増加だけではなく、地域の雇用増加や過疎が進む県内の里山の再生にもつながると考えています。
2018年弊社の柿畑は有機農産物のオーガニック認証(有機JASマーク)を取得しました。
オーガニック認証とは、土壌から完成品(工場から消費者の手に渡るまで)の製造工程において「環境や生物への負荷を最小に抑えた製造方法、有機栽培(オーガニック)で作られた植物を使った製品であることを証明するための認証です。
従来、柿茶をお客様へお届けする工程のうち、柿の葉の栽培(1次産業)は徳島の契約農家さんへ委託、その後収穫した葉の加工(2次産業)・販売(3次産業)は自社で行っていました。
しかし、契約農家さんの高齢化も進み、収穫量の減少が現実味を帯びてきたため、2015年から(公財)香川県農地機構に依頼して柿の果樹園の耕作放棄地を借り受けることとなりました。
耕作放棄地の雑木を整備し、下草を刈り、柿の木の栽培を自ら行うようになりました。
こうして栽培から収穫、加工、販売まですべての工程を自社で一貫してできることとなりました。
このように、柿茶製造販売の6次産業化に取り組んでいます。