災害への備えに 鏡の割れから身を守る飛散防止シート加工

朝の洗面や出掛けるときの身支度など、普段の生活に欠かせない便利で身近な鏡も、何かの拍子に割れて破片が飛び散ってしまうと、身体の安全を脅かす凶器となってしまいます。 また不意に訪れる地震などの自然災害によっても、鏡が破損する危険性があります。 これらの危険から大切な家族や自分自身を守るために、鏡の「飛散防止シート加工」が役に立ちます。 今回は、そんな鏡の割れから身を守る「飛散防止シート加工」について解説します。

鏡の裏面に粘着性の特殊なシートを貼ることにより、万が一鏡が割れた場合でもガラス片が飛び散らないようにする加工のことです。 飛散防止シートの性能は、日本工業規格（JIS規格）で定められる規格値に基づいて実験され、割れた時のガラスの破片の大きさや破片の数でフィルム性能の合否が判定されます。 当店「かがみどっとねっと」では、JIS規格に合格した安全なシートを使用しています。

通常の加工方法は、上の画像のように鏡の裏面の全面に飛散防止シートを貼ります。 防湿加工ありの鏡の場合は、防錆樹脂塗料の部分を避けて、少し内側に飛散防止シートを貼ります。

またインターネットで鏡を販売している一部店舗では、透明で薄いOPPテープを貼るだけの粗末なものを「飛散防止加工」として販売している場合がありますので、そのような店舗で鏡をご購入の際は、しっかりと確認された上でご購入ください。

ポリプロピレンフィルム系のテープなどの簡易的なテープは耐久性が弱く、ガラスの飛び散りや脱落の恐れがあります。

●地震発生時のガラス破片対策に 地震の揺れによって壁に掛けられた鏡は落下し、また置き型の鏡は倒れて割れることがあります。 飛散防止シート加工が施されていれば、破片が飛び散る心配がなく安全です。 ●小さな子供がいるご家庭に 小さな子供が走り回るようなご家庭では、子供が鏡にぶつかる可能性があります。 この加工により、万が一のときに子供の怪我を最小限に抑えることができます。 ●その他の不注意や事故のときに その他にも誤って物をぶつけたり、物が倒れたりして鏡に当たって割れることも。 また雨降りに玄関に置いた傘が倒れたり、ベビーカーを収納する際に当ててしまったり。 飛散防止シートは、家の中でのこうした不注意や不意な事故のときにも有効です。

●安全性 万が一、鏡が割れた際にガラス片が飛び散らず怪我のリスクを軽減します。 ●コストパフォーマンス 加工コストが比較的お手頃な価格で、費用対効果が高く長期的に安心できます。 ●お手入れが簡単 この加工による特別なお手入れは必要ありません。通常の鏡と同じようなお手入れで大丈夫です。

鏡の取付方法が、金具を使わずに専用のミラーボンドのみで壁に貼り付ける方法の場合、鏡の自重で飛散防止シートから鏡が剥がれ落ちる恐れがあるため、この場合は飛散防止シート加工は不要です。

当店「かがみどっとねっと」では、お客様のご希望に応じてオーダーミラーに飛散防止シート加工を追加することができます。 玄関鏡やバスルームの鏡、リビングの大型ミラーなどあらゆる用途に対応可能で、サイズや形状に関係なく安心と安全をプラスすることができます。 飛散防止シート加工は、鏡の裏に貼る加工のため通常は見えないところですが、当店では見えないところにも安心と安全を追求し、お客様に鏡のある暮らしをお届けします。