愛犬の健康を守る、春の肉球ケア

犬の肉球（パッド）は、ただの「足の裏のクッション」ではなく、犬が快適に歩き、走り、活動するための重要な役割を持っています。 1. クッションの役割（衝撃吸収） 肉球は弾力のあるクッションのような役割を果たし、歩いたり走ったりする際の衝撃を吸収します。特に、ジャンプの着地時には関節や骨への負担を和らげ、怪我を防ぐ役割があります。 2. グリップ力の向上（滑り止め） 肉球の表面は適度にざらついており、滑り止めの役割を果たします。特に野生の犬や猟犬は、不安定な地面でもしっかり踏ん張れるようになっています。 しかし、乾燥やひび割れがあると滑りやすくなるため、保湿ケアが重要です。 3. 温度調節の役割 犬は人間のように汗をかきませんが、肉球には汗腺があり、汗をかくことで体温調節を行っています。 ただし、真夏のアスファルトや冬の氷点下の地面に直接触れると、火傷や凍傷のリスクがあるため注意が必要です。 4. 感覚器官としての役割 肉球は神経が多く通っており、地面の温度や質感を敏感に感じ取ることができます。 たとえば、鋭利なものを踏んだときにすぐに反射的に足を引っ込めるのも、肉球の感覚が優れているからです。 5. 狩猟や移動のための役割（静音性） 肉球の柔らかさのおかげで、犬は静かに歩くことができます。これは野生のオオカミや狩猟犬にとって、獲物に気づかれずに近づくための重要な機能でした。

冬の乾燥や夏の熱い路面は、肉球をひび割れさせる原因になります。ひび割れた肉球は痛みを伴い、歩くのが辛くなることも。保湿クリームや肉球専用のバームでケアすることで、柔らかさを保てます。

おすすめの肉球ケア方法 ✔️ 濡れたタオルで拭く or 足を洗う（散歩後） ✔️ 肉球用の保湿剤を塗る ✔️ 肉球の間の毛を定期的にカット ✔️ 異常がないか定期的にチェック 肉球の健康を保つことで、ワンちゃんが快適に過ごせるようになります！🐾

夏場のアスファルトは非常に熱くなり、火傷をする可能性があります。冬の凍った地面も、しもやけの原因に。散歩前に地面の温度を確認し、暑い日は早朝や夕方に散歩をする、冬は靴を履かせるなどの対策が有効です。

室内のフローリングは滑りやすく、関節や腰に負担がかかります。特にシニア犬や小型犬は、肉球の乾燥や毛の伸びすぎで滑りやすくなるため、適度に保湿し、肉球周りの毛をカットするのがおすすめです。