「新そば」特集

「新そば」とは収穫されてから1～2ヶ月で提供されるそばのことで、香り高く深い味わいは格別と言われています。

新そばは収穫の時期によって呼び方が変わります。6～8月に収穫される「夏新そば」、そして9～11月に収穫される「秋新そば」です。 そばは成熟期に昼夜の寒暖差が10℃程度、日中の気温が25℃程度の涼しい気候を好みます。 夜の冷え込む時間、そば自体が凍らないようにでんぷんを糖に変え、身を守ろうとするため甘みを増し、香りが強くなり、美味しいそばが育つと言われ、秋はこうした条件に合う場所も多くなるため、秋の新そばは特に美味しいと言われる所以となっています。

新そばの美味しい理由は、何より新鮮さです。 採れたての野菜や果物が美味しいように、そばも風味、味わいが違います。 元々収穫後、光や空気に触れることで劣化しやすい作物であるそば。最近は保存技術も発達し、長期間美味しいそばを食べられるようになりましたが、やはり新そばの美味しさは格別。 「新そば」が秋の季語になるくらい、昔の蕎麦好きたちが新そばのこの季節を心待ちにしていたことが伺えます。

今年採れたての新そばを一本挽きし、奥出雲の美味しい湧水で打ち上げました。 今だけの、旬の味わい。力強くも繊細な、そば独特の風味を是非ご堪能ください。