クリーニング屋が解説!わかりやすいカナダグース解説
公開日:2024/09/12 更新日:2024/09/30CANADA GOOSE(カナダグース)は、1957年首都トロントに創業した老舗ブランドです。その前身はウール素材を使ったベストやレインコート、スノーモービル向けのウェアを専門とした会社でした。極寒の環境で活躍することを目的とした、非常に保温性に優れたダウンジャケットを製造しています。
極寒地での確かな実績と信頼を積み上げたCANADA GOOSE(カナダグース)は、増加する需要に対応するためにカナダに製造工場も増設。その後も軽量アイテムや激しい運動に適した商品などを次々と開発、発表し、アウトドア専門誌からも一部の商品が受賞を受けるまでになります。 創設当初は小さな倉庫から始まったカナダグースは、ハリウッド映画でも着用されるような世界中で愛用されるメーカーとなりました。
製品の製作には13の工程があり、すべてが熟練した職人の手によって行われています。ジッパーやボタン、縫い糸に至るまで、細部にわたる綿密な設計が施されており、製作過程では一切の妥協が許されません。このこだわりこそが、職人の技術と情熱が宿るクラフトマンシップの象徴です。特に、ダウンの断熱機能を支える羽毛には、30グラム(1オンス)あたり約220万本もの繊維が含まれており、その密度が高い保温性を実現しています。
氷点下でも凍らない、コヨーテのファーを使用。 一般的なダウンに使われるファーは、フィンラクーンやフェイクファーなどが多いです。CANADA GOOSEは、狩猟が許可された猟師によって、環境保護の観点から害獣駆除として捕獲されたコヨーテのファーを使用
シェルに使用されている生地「ARCTIC TECH」は、ポリエステルとコットンを混紡し、さらにテフロン加工を施したもので、非常に耐久性が高いです。風や寒さをしっかり防ぐだけでなく、岩場や氷に擦っても破れる心配はありません。
ダウンジャケットの肝となるのが、カナダのアルバータ州で育てられたダックダウンです。極寒の地に住む水鳥の胸元の羽毛だけを使い、モデルによってダウンとフェザーの配合を変えて使用しています。
カナダグースにはレギュラーフィット、フュージョンフィット、ジャパンフィットという3つの規格が存在します。
それぞれグローバル規格やアジア市場向けの規格がありますので、サイズ感を参考にし、自分が欲しい商品はどのような規格か確認してから購入しましょう!
いわゆるグローバル規格のサイズ感で、実際のサイズよりも1〜1.5サイズほど大きめに感じます。(例:Mサイズが日本人のLサイズくらい)
アジア市場向けにデザインされたサイズで、袖丈や着丈、フードが小さめに設計されており、日本人の体型にフィットしやすいです。普段のサイズを選べば、ちょうど良いフィット感になります。
日本市場向けに特別にデザインされたフィットです。特に人気のある「JASPER」や「MACKENZIE」もこのフィットに分類されています。
先ほど紹介したフィットタイプですが、実際どのモデルがどのフィットなのかご紹介します。
全てに当てはまるわけではないですがシンプルな見分け方は、商品の品番のアルファベットで判断していただけます。
参考例
型番【2079M】商品名 カーソン パーカ
→型番の最後がアルファベットがLかMで終わるものは「レギュラーフィット」
型番【2462MA】商品名 ロードス ジャケット
→ Aで終わるものは「フュージョンフィット」アジア向けのAの覚え方
・型番【3438MJ】商品名 ジャスパー
→ 品番にJが入るものは「ジャパンフィット」