ワイシャツの価格で何が違うの？

1枚1000円台のワイシャツもあれば、3000円、5000円のワイシャツもあります。 「どれもワイシャツなのに何が違うんだ？」「どれも一緒なら安い方が良い」なんて思ってませんか？ ワイシャツ専門店が、ワイシャツの違いを徹底解説します！

ワイシャツの違いは、主に生地の質、縫製の丁寧さ、デザインの細かさ、耐久性などにあります。 比較的安価なワイシャツは、ポリエステルが多めに含まれていることが多く、やや薄くて通気性が劣る場合があります。 一方、1枚3000円～5000円のワイシャツは綿の割合が高かったり、肌触りが良かったり、吸湿性や通気性にも優れています。 特に形態安定加工がしっかりされているものも多く、シワになりにくい特徴があります。デザインの面では、襟の形状やボタン、細かい仕立ての違いが挙げられます。安価なものはシンプルなデザインが多いですが、高価格帯のものは襟の芯地がしっかりしており、ビジネスシーンでも見栄えが良くなります。また、ボタンも厚みがあり、高級感のある素材が使われていることが多いです。

ここまで読み進めていくと、「高ければいいってこと？」となりがちですがそうではありません。それぞれの生活スタイルにあったワイシャツの選び方があります。ここからは5つのポイントにわけて選び方をご紹介します。

【毎日着るなら3000円以上】【単発で着るなら1000円台でも十分】 毎日ワイシャツを着るなら、家事の手間が省ける「ノーアイロン」製品がおすすめ。形態安定は「シワになりにくい素材」を意味するので「ノーアイロン」とは異なります。ノーアイロン性を示す値であるW&W性は4.0級以上のものを選ぶのがベスト。 生地もしっかりしているので長持ちしやすく、着心地も良いです。 普段ワイシャツは着ないけど、何かイベントや研修などで一時的に着用したい場合は低単価でも問題はありません。ジャケットを着るのであれば見た目も問題ありません。

【アイロンしたくないなら3000円以上】【アイロンがけが好きなら1000円台でも十分】 先ほども紹介したように、洗って干して、翌朝着れるようなワイシャツを求めるのであれば3000円以上のものがよいです。中にはアイロンがけをすることで仕事へのスイッチが入る人もいると思います。手間を気にしないのであれば1000円台でもOKです。

【高級感を求めるなら5000円以上】【普段遣いなら1000円台でも十分】 商談やスピーチの登壇など、重要な場面では3000円、いや5000円以上のワイシャツが好ましいです。 ネクタイの有無でも変わってきますが5000円以上のワイシャツとなると細かな部分にまでこだわられて作られているので、勝負用に1枚持っておくと良いです。低価格のワイシャツは普段遣いならいいですが、糸のほつれや下着の透けには気を付けて着用する必要があります。

長期的に着用するなら3000円以上】【汚れや傷の可能性があるなら1000円台】 仕事柄、ワイシャツに汚れが付着しやすかったり、引っ掻いたりしてしまう可能性があるなら低価格のワイシャツを買い替えるのがおすすめ。洗濯を頻繁にせず溜めてしまいがちな人もこちらがおすすめです。襟や袖の黄ばみ以外でワイシャツがそこまで汚れない人なら、機能性の高い3000円以上のワイシャツがおすすめです。

【ノンストレスなのは3000円以上】【こだわらないなら1000円台でも十分】 フィット感やストレッチ性が欲しいなら、機能性に特化したワイシャツの方がいいでしょう。その分値段はあがりますが、吸水速乾性に特化したワイシャツなども出ており着用時の不快さがありません。特にこだわりがないのであれば1000円台でも十分ですが、サイズ感を注意しないとダボ付いていたり、突っ張ったりする恐れがあります。

もちろん、ワイシャツ専門店としては機能性のあるワイシャツがおすすめです。 スーツの着こなしを重視するなら→3000円以上のワイシャツを数枚揃える コストを抑えて着回したい→1000円台のワイシャツをワンシーンで交換 実際、スーツやネクタイの撮影をするときでも、モデルさんに合わせて商品を選んだり、使用シーンでワイシャツを使い分けたりしています。見た目は同じように見えて実は商品によって使用する場面や質感に大きな違いがあります。 迷う人は、メインのワイシャツを機能性のある3000円以上のものにして2枚くらい、サブで1000円台のワイシャツを2～3枚と分けて用意するとその日の気分や業務内容によっても変更できます！ 最終的に着用感やお手入れの楽さなど、全体的に考慮して一番気に入ったワイシャツで揃えるのがおすすめです。