実は始まっている若者のスーツ戻り？

仕事の服装は何を着ていくのでしょうか。スーツまたは「オフィスカジュアル」 2000年初期にクールビズが導入されてから約20年間で通勤服、仕事服のカジュアル化が進んでいます。コロナ禍によるリモートワークでさらにカジュアル化が進みましたね。 特に、最近の若者はスーツを嫌がる。スーツを着ない。と言われていますが、本当にそうなんでしょうか？電車に乗るとスーツやセットアップの若者はたくさん乗っていますし、明らか仕事帰りです。最近では女性の営業職や管理職も増えていて、むしろ女性のスーツ化が進んでいるほど。 【スーツが楽なんよ】って声も聞こえてきます。

スーツを着ている人に、なぜこの時代にあえてスーツなの？と、話を聞くとこんな回答が返ってきました。 「毎日服を選ぶのが面倒くさい。スーツ着ていれば失敗はない」 「オフィスカジュアル用に服を買うお金がもったいない」 「急にアポが入っても対応できるし真面目そうに見られる」 コスパとタイパを追求する若者にとって、むしろスーツは楽な選択肢。 逆にスーツを着たくない人の意見は 「動きづらい（特にジャケット）」 「夏場は暑い」 「手入れが面倒（クリーニングに出したくない）」 どうしても快適さに欠ける部分が嫌がられる理由のようです。 結果、肩パットがなくストレッチ性のあるセットアップが好まれるようになってきています。自宅洗濯ができるか、ノーアイロンでも大丈夫か、などもポイントですね。

コスパよりもまず大事にしたいところがタイパ タイパと聞くとZ世代のイメージが強くありますが、そうではありません。インスタント食品も食べますし、ショート動画も見ますよね。さらには共働き世代が増加していて、現代人は「時間がありません」 つまり、ゆっくり買い物をするゆとりも、毎朝コーディネートを考える時間もないんです。そうなると無難にシャツとセットアップを好む理由もわかりますよね。毎日同じでも違和感のない服装は楽なんです。 毎日一緒でもいいくらいなら、もちろん着回しができます 着数が少なくても問題ない。むしろ同じシャツを3着買って着回す人もいます。ミニマリストという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。スティーブ・ジョブズが意思決定の簡略化がストレスの軽減になると言っているくらいです。 実質給料が年々低下していく中、贅沢するならできるだけ好きなことにお金を使いたい。だからこそ消耗品や毎日使うものにはできるだけお金をかけたくないのも事実です。

「どの世代でも着やすいデザイン」に特化しています。 元々、スーツは流行が少ない分野ではありますがその中でも 数年間同じものを着ていても問題がない流行りの少ないデザインを、あえて選んでいます。もちろん、販売する側としては流行物を取り扱う方が爆発的に売れたり新鮮さが出たりとメリットはあります。 でも、流行のワクワクよりも、日々のお手入れのしやすさとか、安心して着用できるとか、ちょっとしたストレスがないとか、スマートビズはそんな部分を大事にしていきたい。そう思っています。 とはいえ、買い替えのタイミングで全てのアイテムが全く一緒というのも味気ないのでベースは変えずにカラーやデザインは入れ替えているんですけどね。 スマートビズにしかない商品は少ないかもしれませんが、スマートビズならいつでも買える、そんなお店にしていきたいです。