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「お知らせ」とは
日本には年間約16万トンもの胡麻が海外より輸入されています(搾油用を含む)。 それに対して、日本国内の胡麻栽培量は正確な統計はありませんが300トン程と推定されます(自社調べ)。このような理由から国産胡麻の流通量は全体の1%未満であると推定されます。 胡麻の原種はアフリカなどの暑い地域が起源となっており、日本国内でも九州を中心とした暖かい地方での栽培が盛んで、気温の低い地域では栽培に向いていないとされています。 しかし、あえて気温の低い長野県での栽培に取り組んだ結果、良質な胡麻が出来上がりました。 南信州の夏は比較的雨が少なく台風の被害も少ない為、丁寧に栽培を行えば上質な胡麻が出来る事が分かりました。 では、どのように胡麻が栽培されているかをご覧下さい。
駒ヶ根市周辺の地域は胡麻の栽培地としては比較的温度が低く、土の温度が上がり始める5月中旬から種を蒔いています。シートを同時に貼りながら土の温度が下がらないように工夫をしています。
胡麻の栽培には除草剤や殺虫剤等の農薬を一切使用していません。その為、この写真の様に手作業での除草作業や虫取りが行われます。
胡麻の花です。花の大きさは小指の先っぽ程の大きさです。夏になると駒ケ根市周辺の畑では胡麻の花が咲き始めますよ。
花が落ちて房が成熟してきたところです。ひとつの房の中には100粒程の胡麻が入っています。
初秋の頃に収穫が始まります。 胡麻専用の収穫機械が無いので稲用のバインダーを改造したものを使用したり、小さな圃場では手作業による収穫をしています。 機械化が進めば農家さんの労力も少し軽減出来るのですが、一般的な作物では無い為に機械化が遅れています。
収穫した胡麻は逆さに干して乾燥されます。 下のブルーシートには開いた房から落ちた胡麻が溜まります。