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光合成細菌PSB培養方法

公開日:2024/08/10 更新日:2024/08/23
光合成細菌(PSB)の増やし方
光合成細菌(紅色非硫黄細菌)は、適切な環境と基質(餌)が整えば、ご家庭でも簡単に増やすことが可能です。本ページでは、光合成細菌を効率的に増やすためのコツや、当店の光合成細菌製品を使用した具体的な手順を詳しくご紹介します。
光合成細菌の培養に大事な環境
光合成細菌の培養が失敗する主な要因には、他の雑菌の繁殖、光合成細菌に適さない基質(餌)の使用、真夏の高水温や冬場の低気温・低日照などが挙げられます。光合成細菌を効率よく増やすためには、これらの要因を考慮した環境づくりが重要になります。 暑すぎず寒すぎない環境づくり 真夏など暑い時期には、水温が40度を超えると、光合成細菌が弱り、培養が進まなくなることがあります。簾をかけたり、時間帯に応じて水をかけるなどして、適切な温度管理を行いましょう。※混合液は外気温よりも水温が高くなりますので水温にご注意ください。 また、11月から2月など冬季には、日照時間が短くなり、気温が下がるため、光合成細菌の活性が低下し、培養の速度や精度が落ちることがあります。この時期は、ハウス内や室内の窓際など、日の当たる温かい場所での培養をおすすめします。また、LEDライトやヒーターの併用も効果的です。 紫外線と日照量への対策 光合成細菌を効率よく培養するために、LEDライトの使用も問題ありません。特に冬場など日照時間が短くなる季節には、LEDライトや室内培養を取り入れることで、より効果的な培養が可能になります。 嫌気環境の構築 光合成細菌の中でも、紅色非硫黄細菌は空気がある環境でも生存できますが、有酸素環境では好気性細菌が増えやすくなるため、可能な限り空気の混入を避けることが推奨されます。空気抜きができる容器を使ったり、小分けにして空気の混入を防ぎましょう。 他の雑菌を少なくする 細菌培養では、特定の菌のみを単独で増やし続けることは難しいため、他の菌よりも光合成細菌が多くなるように工夫が必要です。より濃い種菌を使用し、ペットボトルなどの容器は洗浄してから培養を行いましょう。 光合成細菌に適した栄養素が入った培養液の使用 光合成細菌には複数の種類があり、偏った栄養環境では特定の菌が増えにくくなることがあります。その結果、培養が失敗したり、培養を繰り返すうちにうまくいかなくなることがあります。ビール酵母や米のとぎ汁での培養がうまくいかない場合や、色が濃くならない原因は、これらの栄養素が光合成細菌のために最適化されていないことにあります。そのような場合には、光合成細菌専用に調整された当店の培養液を使用することで、より効率的に光合成細菌を増やすことができます。
準備するもの
・秀玄 光合成細菌 PSB 原液 ・秀玄 光合成細菌 PSB 培養液 ・ペットボトルやウォータータンク 培養には光を透過する透明なプラスチックやウォータータンクなどの容器が最適です。1.5リットル以上のペットボトルを使用すると、より安定した培養ができます。また、他の菌の混入を防ぐため、容器は綺麗に洗浄したものを使用してください。 ・カルキを抜いていない水道水 光合成細菌はカルキ(塩素)に強い細菌です。培養にカルキを抜いていない水道水を使用することで、他の雑菌を減らし、培養効率を高めることができます。※井戸水は他の菌が多く含まれているため、培養精度が落ちる可能性があるのでご注意ください。 ・計量カップやロートなど
基本的な手順
① 綺麗に洗浄したペットボトルやウォータータンクなど、光を通す容器に光合成細菌を10〜50%の割合で入れます。 ※種菌の割合が多いほど、培養の精度と速度が向上します。 ② 水を満タン近くまで注ぎ、光合成細菌培養液を全水量の約0.5%(例:500mlに2.5ml、2Lなら10ml)を入れます。 ③ なるべく空気が入らないように水を満量まで注ぎ、蓋をしっかり閉めます。※多少空気が入っても問題ありません。 ④ 日当たりの良い場所に置き、1〜2週間経つと赤みが強くなり、培養が完成します。 ※温かい時期はより短い期間で完成します。
培養が成功した時の色について
光合成細菌の培養が成功すると、紅色や茶褐色などの色になり、容器の奥が透けないくらい濃くなります。光合成細菌の色は以下の要因により光合成細菌の色味は変化し、白色や緑色に変化しない限り、問題なく使用する事ができます。 1. 栄養条件の変化:光合成細菌は、利用可能な栄養素の種類や濃度に応じて色が変わることがあります。 2. 環境条件の変化:光の強さ、温度、pH、酸素濃度などの環境条件が変わることで、細菌の代謝活動が変わり、色の変化を引き起こすことがあります。 3. 菌種の異なる割合:光合成細菌には多数の種類があり、培養環境によっては、異なる菌種の割合が変わることがあります。ある菌種が優勢になることで、その菌種特有の色が現れることがあります。 4. 色素の分解:長時間の培養や環境の変化により、光合成細菌が作り出す色素(カロテノイドやバクテリオクロロフィル)が分解されることがあります。 これらの要因が複合的に作用するため、光合成細菌の培養時の色味は様々に変化します。
ビール酵母やとぎ汁での培養の問題点
光合成細菌はビール酵母や米のとぎ汁での培養も可能ですが、失敗することが多々あり、培養を重ねていくと成功確率が下がっていきます。その原因にはいくつかの理由があります。 栄養素の不足:ビール酵母や米のとぎ汁には、光合成細菌に必要な有機酸やミネラルなどの栄養素が不足しています。光合成細菌は多様な栄養素を必要とし、特に特定の有機酸やミネラルが重要です。 他の菌の繁殖:栄養素が光合成細菌に特化していない場合、雑菌や藻類が増殖しやすくなります。特に緑色藻類が繁殖することで、光合成細菌の増殖が妨げられることがあります。 菌種の偏り:ビール酵母や米のとぎ汁を使った培養では、光合成細菌の中でも特定の菌種が優先的に増殖し、特定の種が増えにくくなることがあります。これにより、光合成細菌全体の増殖が不安定になります。 これらの理由から、培養を重ねると菌種が絞られていき、特に長期間の培養では失敗することが多くなっていきます。光合成細菌(紅色非硫黄細菌)には多数の菌種があり、それぞれが異なる栄養条件に応じて増殖特性が変わるため、ビール酵母やその他の培基での培養がうまくいかず、失敗確率が高くなったり、色が濃くならなかったりします。このような場合、多くの菌種に対応した栄養素を光合成細菌専用に配合した当店の培養液をぜひ一度お試しください。
秀玄 光合成細菌 PSB 原液
ご注文後に厳選して発送する、光合成細菌原液です。さまざまな菌種を含んでおり、そのまま使用することも、培養の種菌としてもご利用いただけます。初心者からプロの方まで、ご愛用いただいている製品です。
秀玄 光合成細菌 PSB 培養液
光合成細菌が必要とする栄養素を、天然原料のみで配合した専用のエサです。専用に調合されているため、培養が初めての方でも、簡単に光合成細菌を増やすことができます。
秀玄 光合成細菌培養セット