イタリア共和国マルケ州ペーザロ・エ・ウルビーノ県 ファーノ(イタリア語: Fano)
今回「イタリアとパリに行ってくる」と言ってましたが、まさかシンポジウムで登壇しているとは... と、スタッフ一同、びっくりしました
そのシンポジウム自体も、この世界では超有名なロレッタさんをはじめとした著名な方々が名を連ねていました
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Sabato 24 febbraio,
ACQUE E GROTTE E FUOCHI DEL MONTE NERONE
con
Loretta Stella, erborista
Enzo Moretti, carbonaio Comunanza di Rocca Leonella
Marco Bani, speleologo
Fotografie di Teruyuki Okada
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どうやら、このシンポジウムに使う写真を撮ったのが社長らしく..
で、肩書きは「フォトグラファー」
そもそも、今回のシンポジウムに社長を呼んで下さったのは「ロレッタさん」
社長が、広島の県北に畑を借りて綿花を栽培したり、ヨーロッパの薬草(メディカルバーブ)のことを勉強していた中で、2017年頃に、イタリアのマルケ州の山の中で暮らす"ハーブの魔女"と呼ばれる方を知り、人のつてを頼ってアポイントを取ることができて、その"ハーブの魔女"「ロレッタさん」に会いに行ったのが、出会い。
ロレッタさんは長年メディカルハーブの研究者としての仕事をされ、そのハーブを使った料理でレストラン経営もされていらっしゃいましたが、今はこの山奥で自然と共に暮らし始められ、イタリアの国営放送で特集が組まれたり、短編映画にもなっている方です
ロレッタさんのお家に通うようになった社長は、1ヶ月間しっかり彼女から学びたいと思い、ロレッタさんに相談したところ、快諾して頂けたので、ロレッタさんの近所に家を借り、その期間毎日毎日ロレッタさんと共に歩き、同じ風景を見て、ロレッタさんの友達のお家に連れて行ってもらう中で、薬草(ハーブ)の知識だけでなく、色んなことを教わったそうです。
ロレッタさんは、このシンポジウムの中で社長のことを、こんな風に話していたそうです
「自分の所には、薬草(ハーブ)のことで尋ねる人は沢山いる。」
「しかし、テルユキは自分の生き方や哲学に興味があってびっくりした。」
「ビジネスのためではなく、自分の生き方を勉強するために来ている。」
「1ヶ月の時間があったから、その時間に合わせて、考え方や生き方を見せてきた。」
そして、社長の登壇。
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栽培ではなく、僕は自然に育っている薬草に関心がありました。
日本でも漢方やいろんな草や木を使ったお茶があります。でも、日本には良薬は口に苦しと言う言葉があって、食文化が豊かなイタリアには、もっと違うものがあるに違いないと思い、より自然な方法で薬草を使った物作りをしている人たちを探していました。
その探求の旅の途中で見つけたのがロレッタでした。
彼女が自然の中で薬草を採取し、どのような視点で物事をとらえて、どのように行動するかにとても興味があり、何度か通っている中で、「ずっと一緒にいたい」と思い、ロレッタにお願いし、1ヶ月近くの民家を借りて朝から晩まで一緒に過ごしました。
彼女と山を歩き、庭を観察し
薬草の処置を教えてもらい
中世の本を彼女はどのようにとらえているのか
彼女がどのようにしてハーブに出逢い、山に導かれたか
毎日、毎日話を聞きました。
彼女に詳しい話を聞くには通訳してくださる方が必要ですが、庭での仕事、部屋での仕事、ロレッタと一緒にいる時に言葉は必要としません。
現代の科学やテクノロジーの行き過ぎている事で、肉体的に精神的にも病が起きてる。社会に歪みが生まれています。自然に寄り添って、自然の摂理に合うように生きる生き方の中に、何か未来へのヒントがあるように思います。
自然のエネルギー
自然の流れを良く観察し
自分自身がこれまでとは違う視点を持つことが
必要だと感じています。
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仕事上30年以上、年に4~5回ヨーロッパ各国に通い続けている中で、イタリアやパリで暮らすようになっていった社長。 今現在、社長は本を3冊作っていますが、その書籍の読書会を、ヒールアンドトゥに通ってくださる皆様と一緒にやってみたいとう夢があるそうです。
遠くない未来に。ご一緒に。
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