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NASAとジェントライトの関係

公開日:2024/09/13 更新日:2024/09/13
サンスペクトル(英語でサンスペクトラム)という言葉が最初に使われたのは、1960年代。 “自然光のように波長が連続的な特殊光源”を説明するために用いられました。 ジェントライトに採用されているのは、このランプです。
サンスペクトルランプは、ケネディ宇宙センターの24時間態勢の発射準備の際に使用する、不具合監視用のTVカメラやフィルムカメラの色のひずみを除去する為に、太陽光並みの品質の照明を求めて民間企業とNASAで共同開発されました。 また、なにもかもが地上とは違う過酷な異空間で明晰な頭脳と行動力、精神力を要求される宇宙飛行士たち。 そのパイロットたちが思考能力と身体、そして精神状態を最高の状態に保ち、持てる能力を最大限に発揮できるように、船内でも使用されていました。
1968年のアポロ8号打ち上げの際に、初めてケネディ宇宙センターで本照明システムが採用され、その後の打ち上げには、全て使用されています。 また、米国海軍の潜水艦においても、何ヶ月も日に当たらない為、乗組員がかかりやすい病気の撲滅、健康を維持する事を目的として、健康に害のないレベルの紫外線を放出する人工光=サンスペクトルランプが採用されていました。 そして、このシステムを応用した照明が、様々なシーンで使われました。 ナイアガラの滝のライトアップ 屋外シアターの照明システム 有色フィルターのスポットライトバッテリー ワシントンDCにあるスミソニアン国立航空宇宙博物館のプロジェクター サントリーミュージアム天保山(IMAXシアター)等々 ※サントリーミュージアム天保山は、2010年12月閉館
SCIENTIFIC AND TECHNICAL INFORMATION(STI) スピンオフ技術データベースより引用
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