「ほうもんかんごじぎょうしょ?」
2013年の夏ごろ、私の地元・名古屋の友人から、事業を手伝ってくれないかと依頼が来ました。
彼は地元・名古屋で親から引き継いだ介護事業を営んでいたのですが、新たに横浜に訪問看護事業所を設立しようと計画していました。
話を聞いてみると、今まで行ってきた介護事業とはサービス内容が異なっていて、わからないことが多いとのこと。場所も私の方が近いので、週に何回か事業所を管理してくれないかということでした。
自身の知らない分野や新たな事業の立ち上げということにとても興味が湧き、また、ハーモネイチャーの減収にも不安があったので、手伝うことにしました。
事業の場所の選定から、看護師や理学療法士をはじめとしたスタッフの確保、指定居宅サービス事業者許可申請の手続きなど、道の内容を限られた時間の中で進めるのは、やはりハードでした。
事業の開始許可が下りた後も、訪問車両の確保、各医療機関や医師との連携や広報活動、レセプトシステム選定、ユニホームや各医療器具の手配をして、ようやく事業スタートです。
レセプト(診療報酬明細書)の申請業務をしたり、
看護師に同行して利用者のお宅に伺ったりしていくうちに、様々な医療サービスのことや医療看護用語などを学んでいきました。
サービス利用中の方の中には、当然お亡くなりなる方もいらっしゃいます。
「死」というものを常に意識している看護師の仕事ぶりは本当に頭が下がる思いです。
ハーモネイチャーの事業は商品を販売することですが、訪問看護事業は(看護)サービスを提供する事業です。
サービスを提供するという意味では、少しSE(システムエンジニア)の事業に近いかもしれません。 収益構造や事業構造が全く異なるので、とても新鮮に映るとともに、とても勉強になりました。
起ち上げから2年半が過ぎた頃、訪問看護事業が安定してきたので、お手伝いを終了させていただきました。
よい経験をさせてくれた友人には本当に感謝しています。
この頃、ハーモネイチャーでは、オーガニックコットンの取扱いアイテムの幅も広がり、またインターネットやスマートフォンの普及も一般的になり、少しずつオーガニックコットン専門店としての認知度があがってきたようでした。