🦔 床材を食べてる?…いいえ、それ“アンティング”です
公開日:2025/04/18 更新日:2025/04/18ハリネズミが床材やおもちゃを口に含んで、
「くちゃくちゃ…」と泡を立てながら体に塗りつける
そんな行動を見て、
「まさか床材を食べてるの⁉」
「誤飲?おなか壊さない?」
と心配になった飼い主さん、実はとても多いです。
でもご安心を。これは「アンティング」というハリネズミの本能的な行動なんです。
アンティングとは、気になるニオイや新しいものに出会ったときに、自分の唾液を泡立てて体に塗りつける行動のこと。
口にくわえて約30秒ほどモグモグ…
泡状の唾液をつくって、クルッと体をひねって背中にペタペタ塗る
という独特のしぐさで、新しいニオイを「覚えよう」としていると言われています。
新しい床材を使ったとき
ニオイが変わると「これはなに?」と反応しやすい
初めてのおもちゃ・トンネルなど
特に木や布の素材に興味を示すことも多い
飼い主の手のにおいが変わったとき
ハンドクリームや香水などにも反応します
飼い主の手を軽く噛んでアンティングすることもあります。
これは「あなたのニオイを覚えようとしているサイン」かも!
📌 このときに驚いて手を引っ込めると、
「この人=怖いもの」と学習してしまうことも…。
やさしく声をかけながら、
手は安全と感じさせる時間にしてあげましょう。
アンティングは新しいニオイに反応したときの本能的な行動ですが、すべての「噛む」がアンティングとは限りません。
中には、威嚇のために「ガブッ!」と思いっきり噛んでくる子もいます。
これは気に入らない、縄張りにくるな、敵だと思っている
などのサインで、
アンティングとはまったく別の意味です。
また、アンティングは1つのにおいにつき1回で終わることが多く、
何度もしつこく同じものをくわえていたら、それはアンティングではないですね
ハリネズミが床材や物を口に含んでいたら、まずはアンティングを疑ってみてください。
泡立っていても、それは異常ではなく、本能的な行動です。
観察することで、その子の「気になるもの」や「好きなニオイ」も見えてきますよ😊